南蛮文化発祥都市をアピール/格安ふぐや関サバ、関アジも/大分市
★「日本の城下町を愉しむ」一覧
東日本編(北海道・東北・関東甲信越)
中日本編(北陸・東海・近畿)
西日本編(中国・四国・九州)
★都道府県 大分県
★城郭 府内城
別府の隣で観光イメージの薄い大分市だが、最近は「南蛮文化発祥都市」で売り出している。
戦国時代末期から江戸時代初期にかけ、日本はヨーロッパ諸国と交流して多くの文化を吸収した。これを南蛮文化と称するわけだが、そのゆかりの地には長崎や平戸などを思い浮かべがちだ。
しかし1541年、ポルトガル人が初めて日本に漂着したのは豊後国であり、現大分市への貿易船の来航も1551年と、平戸と1年しか変わらない。長崎は1570年でずっとあとだ。しかも府内と言った大分の街は大友氏の居城であり、九州では博多と並ぶ大商業都市でもあった。
JR大分駅北口を降りて左側の広場の地面に、「ブンゴ」の地名が書かれた大航海時代の世界地図が描かれている。その向こうの高い台座の上には、豊後の戦国大名、大友宗麟が立つ。宗麟から左に目を移すと、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが「これが世界です」と言わんばかりに手を広げて立っている。
ザビエルは宗麟の招きで1551年に府内を訪れた。彼の日本での布教は決して順調というわけではなく、京都では失敗し、最初の上陸地鹿児島も追われ
これより有料です。以下には記事全文のほか、城下町案内地図、関連情報リンクなどがあります。ご購入いただく場合、この記事だけで100円お支払いいただくより、マガジン「日本の城下町を愉しむ」全体を500円でお買い上げいただく方がお得かと思います。最終的に100本近い記事をご覧になることができます。よろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?