「北区立豊川小学校発祥の地」
観音堂にできてまもなく150年
★ジャンル【学校】
★場所 北区豊島7-15-1
★最寄駅 東京メトロ南北線王子神谷駅
★解説文
特になし
★解説
王子神谷駅からは10分強かかります。駅から南に行き、北本通りと紀州通りが交わる交差点を左、隅田川方面に向かうと左手に紀州神社があります。その境内に建っています。途中右側の大きなスーパーや高校のある敷地は戦前は軍の広大な火薬工場で、洪水を避けるため現荒川を掘削した土で嵩上げされています。紀州通りは火薬工場につながっていた貨物線の跡を道路にしたものです。
紀州神社は江戸時代以前からの豊島村の鎮守で、その名の通り紀州熊野から移されたものです。江戸名所図会には「紀州明神」として描かれ、社殿の少し離れた場所に観音堂があり、本殿に劣らない建物だったようです。
明治になり、1875年10月19日にその観音堂に学校がつくられました。まもなく創立150周年です。1901年に、先に紹介した火薬工場隣接地に新校舎が完成し、以後その場所にあります。南東に400メートルほどです。120年以上同じ場所にあるというのもすごいです。
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