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和歌山藩徳川家中屋敷(麹町、東京ガーデンテラス紀尾井町、清水谷公園、文芸春秋社など)

紀尾井町の名の一角に残る

55万石:(紀伊、伊勢、近江)
所在地:千代田区紀尾井町1から3
最寄り駅:東京メトロ赤坂見附駅、永田町駅、麹町駅

和歌山藩徳川家上屋敷(赤坂)
和歌山藩徳川家下屋敷(芝)
和歌山藩徳川家下屋敷(万年橋)
和歌山藩徳川家蔵屋敷(築地)
和歌山藩徳川家抱屋敷(千駄ヶ谷)
和歌山藩徳川家屋敷(越中島その他)

 赤坂屋敷の記事でも書いたように、江戸城内吹上にあった江戸時代当初の上屋敷が明暦の大火で焼失してからは、この麹町屋敷が上屋敷だった。しかしやや狭いことや文政の大火で焼失したことを機に、当主は赤坂屋敷に住むようになり、実質的に上屋敷が移ってしまった。
 江戸時代や明治初期にかけては、赤坂見附門の脇から現在の弁慶橋袂に抜ける道があった以外、街路に変化はなく、この一角すべてが紀州家の屋敷だった。

1)屋敷跡標柱
 赤坂見附駅から紀尾井町に渡る弁慶橋の東京ガーデンテラス紀尾井町側に屋敷跡を示す標柱が建っている。

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