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仙台藩伊達家蔵屋敷(深川)

仙台藩の財政を支えた米蔵

62万石:(陸奥、常陸、近江)
所在地:江東区清澄1-2
最寄り駅:東京メトロ清澄白河駅

伊達家上屋敷
伊達家上屋敷(旧)
伊達家中屋敷
伊達家下屋敷(麻布)
伊達家下屋敷(大崎)
伊達家下屋敷(大井)
伊達家下屋敷(千住)

 先に書いたように、仙台藩の財政は、北上川流域を新田開発して作り出した米によって支えられていた。藩は米の専売制を敷き、白米の単作を奨励した。農民もそれで潤ったが、凶作の際は餓死者が続出する原因ともなった。
 仙台から船で太平洋を通って江戸に運ばれた米は隅田川を遡り、この蔵屋敷に運び込まれ、さらに江戸市中に出回った。運搬の船が出入りする掘割は「仙台堀」と称された。

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屋敷跡は維新後に煉瓦工場とセメント工場になり、のち浅野セメント(現在の日本セメント)の工場となる。「本邦セメント工業発祥之地」の碑がある。

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