「日本のETナース教育発祥の地」
人工肛門や褥瘡など皮膚ケア専門看護師育成
★ジャンル【医療】
★場所 中央区明石町9−1
★最寄駅 東京メトロ日比谷線築地駅もしくは有楽町線新富町駅
★解説文
「1986年5月、聖路加国際病院の牧野永城院長の下、佐藤エキ子ETナースが中心になり、米国からJoan Van Niel氏を教員として招いて聖路加国際病院ETスクール クリーブランド・クリニック分校として開校した。その後、聖路加国際病院ETスクールとして独立し、9回の開講中に66名の修了生を輩出して1994年を最後に閉校した。1995年に日本看護協会の認定看護師制度が成立し、それに則った創傷・オストミー・失禁看護認定看護師養成課程が1996年に初めて開講して以来、多くの課程が開講され、皮膚排泄ケア認定看護師(WOCナース)と名称を変えた形でETスクールの理念が引き継がれている」
★解説
聖路加国際病院1階の西側出入り口には、病院の名前の由来となった「聖ルカ」の像があります。その背後の壁の端に小さな額に入って掲げられています。探さないと気がつかないです。
ETナースとは「Enterostomal Therapy Nurse」(エンテロストマール・セラピー・ナース)のことで、人工肛門や人工膀胱を取り付けた人のケアをする専門教育を受けた看護師のことです。
人工肛門や人工膀胱は、普通の皮膚であった場所に穴をあけて作るため、どうしても穴を開けた周辺の皮膚のケアが必要で、トラブルが起きることもあります。そしていったん取り付けるとそのケアは一生必要になります。
そうしたケアに対応するための専門知識を学んだEnterostomal Therapistsが1968年にアメリカのクリーブランドクリニックで初めて誕生し、その後医師・看護師がそうした知識を学んでケアに携わるようになり、クリニック内にETスクールが開校されます。クリーブランドクリニックはアメリカ最大規模の医療研究・臨床機関で、27000人もの人が働いています。
その後日本からもクリーブランドクリニックでETについて学ぶ医師・看護師が現
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