手作りプリン
時たま、気が向いたらプリンを作る。
あのお菓子は何故だか無性に食べたくなるのだ。他にもそういったものはあるが、不思議だ。
プリンに限っては15センチの型で自分で焼くのが近頃のお気に入り。
王道からさまざまなアレンジができるのも楽しみの1つ。
わたしのバイブルは古書店で手に入れた高石紀子さんの「こっくり甘い濃厚プリン、まろやかな食感の伝統菓子フラン」だ。
以下はそれに基づいたー多少、わたしなりの改変があるープリンたちである。
王道のシンプルプリン
黄身をちょっぴり贅沢につかった王道のプリン。オーブンから取り出し、逸る気持ちを落ち着かせて一晩置くと、味が馴染んでグッと美味しくなる。
それまで市販品で満足していたわたしには目から鱗。パウンドケーキなどでは良くあるが、まさかプリンもとは…。
しかし、やはり。置いた方が格段に美味しいのである。
そしてまた、香ばしいカラメルが合う。それもたっぷりの…。高石さんのレシピでカラメルを失敗したことがないのも嬉しい。
紅茶のプリン
今回使ったのは、ルピシアの桜のフレーバーの茶葉。紅茶だけでなく、桜の香りも楽しめる和の一品となった。
口に入れると香る、なんとも不思議なプリン。他にもいろいろな茶葉で試してみたくなる。
これは珈琲でいただく。
チーズのプリン
濃厚なチーズケーキのような味わい。
もはやこれはケーキなのか、プリンなのかと思いつつ、型から取り出しツルン、プルッとした姿を見るとプリンだと認識させられる。
表面についた焼き目も美味しい。
思わず、スプーンが進む美味しさであった。
終わりに…
同レシピ本に載っていたフランも作ってみた。形の失敗はご愛嬌として、パイ生地との組み合わせが堪らないお品。
プリンより濃い、焼き目のついた中の具がまた良い。
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自分で作ると、普段よりカラメルを増やしたり、甘さを調整したり、何より一人占めができる。
(まあ、みんなで食べて美味しいと言ってもらう方が嬉しいのだが…。)
そういった作る楽しみが出来るのも良い。それで、美味しいレシピに出会った時などは喜ばしさもひとしお。
是非、そういったレシピ探しの旅とあわせて、お菓子作りを楽しんでみてほしい。
きっとそのパズルのピースが見つかったとき、とっても幸せな出会いとなるだろうから。