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外出が苦手な理由
ASD&ADHDで、気分変調症(うつ状態)の主婦です。
私は外出をすると体調を崩しやすいです。
気分変調症の症状でも疲れやすいのですが、それ以外にも理由はあります。
おそらく発達障害の特性の影響です。
私は子どもの頃から、お店へ行くのが苦手でした。
特に知らないものがたくさん置かれているショッピングセンターが苦手です。
そういう場所へ行くと気持ち悪くなり、腹痛や頭痛やめまいなどが起きて、とにかく具合が悪くなります。
私は本が大好きですが、実は本屋さんや図書館でも同じ症状になるので、あまり長居はできません。
8歳くらいまでの私はお店へ行くと、親の買い物が終わるまで、お店の中を走り回っていました。(ごめんなさい)
これは、多動性・衝動性優勢型のADHDの症状に思われます。
ただ、10代になり走り回らなくなって気づいたのは、私はお店にいると具合が悪くなるということでした。気持ち悪くなるので、早く帰りたくなります。
今考えると、幼い頃の私が走り回っていた理由は、その場にいたくなかったからなのかもしれません。
大人になって発達障害だと診断されたので、お店が苦手な理由は感覚過敏だろうか、と考えたこともあります。
確かにお店は少しまぶしくて、空調は効きすぎだと思いますが、どちらかというと私は感覚鈍麻です。あまり音や匂いは気にならないため、感覚過敏が原因ではなさそうです。
ガラガラの店内でも具合は悪くなるので、人混みが苦手だから、というわけでもありません。
では、私は何が苦手なのかというと、ものがたくさんある室内です。
情報量が多くて、頭がくらくらしてきます。
よく行くスーパーで、いつも通るルートを歩けば、体調を崩さずに買い物ができます。同じスーパーの中でも、あまり普段は行かないコーナーへ品物を探しにいくと、数分で気持ちが悪くなります。
なので、知らないものが多い場所は、特に身体に負担がかかるようです。
いつもと同じ景色、知っているものだと安心する、というのはASDっぽいな、と自分でも思います。
一方で私は好奇心旺盛なADHDでもあるので、これまで知らなかったものや新しいものにも興味はあります。
でも、一度にたくさんの新しい情報を見てしまうと、刺激が強すぎて具合が悪くなります。
だから、新しい情報はひとつずつ、ゆっくり見たいです。
たとえば、私は本が好きなので、もちろん新刊は見たいし買いたいですが、本屋さんへ行くと体調が悪くなります。
電子書籍であれば、画面内に表示される本の数は多くても限られていて、じっくりと一冊ずつ本の情報を確認することもできます。
私は十年ほど前から電子書籍サイトを愛用しています。
そんな感じで、私は外出すると疲れてしまいます。
外の景色が嫌いなわけではなく、空や山や森などの自然には癒されます。
散歩した時に住宅街の風景を見るのも楽しいです。
多分、買い物の時は、周りにあるたくさんの商品を急いで確認していくので、その作業で疲れてしまうのかもしれません。
チェックしなければならないものが多すぎてキャパオーバーになります。
もしかしたら、処理速度が低いのも関係しているのかもしれないです。
私は体調を崩しやすいので、これからは買い物などの外出は自分にとって負担がかかるのだと自覚して生活したいです。なるべく通販を利用します。
発達障害があると環境調整って大事ですよね。