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At The Gates:Slaughter Of The Soul 激しくも美しくそして儚い激情メタル
At The Gatesはスウェーデンのヨーテボリ地方出身のメロデスバンドです。
ヨーテボリというとヨーテボリ(イエテボリ)サウンドの元祖と言われているIN FLAMESなどが有名ですね。
当初はヴァイオリニストなどが所属しており、メロディとデスメタルの融合を図ったりしていたようですが、あまり芳しい結果は得られず。
1995年に発表したSlaughter Of The Soulはメロディアスさというよりもしっかりと攻撃性、突破力を持ったままアグレッシブさとメロディの融合が高い次元で実現されており、いわゆるメロデスと聞くと一般的に思い浮かぶ叙情性が強調されたサウンドではなく、どちらかというとデスラッシュに軸足を置きつつメロディも取り込んだ非常に特徴的な音楽性だと言えます。
小刻みに刻むギターが心地よくそれでいて攻撃的で、咽び泣くようなVoがメロディラインをなぞりながら楽曲全体が畳み掛けてくる、デスラッシュとしても聴けるし音楽性がとても高い名作です。
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お気に入りは2曲めのSlaughter Of The Soulです。
イントロなんか今聴いても鳥肌モノですし、そこから突っ走るのも格好いい。とにかく構成がとても素晴らしいんですよね。
はじめてこのアルバムに触れたのはBurrnのディスクレビューですね。
コアなデスメタルファンからもAT THE GATESぐらいまでなら許せるんだけどという声が聞こえてきそう、みたいな評価を目にしたのがきっかけで購入に至りました。
最初はなんじゃこりゃって感じだったのですが、当時交流していた友人に聴かせてみたらその友人の方が気に入ってしまい、私はその勢いに押されて何度か聴いているうちに格好良さに気付いたという感じです。
レコードはたしかヤフオクで2年前ぐらいに4600円で落札しました。
こんな素晴らしい名作がこんなお値打ち価格で手に入るなんて、と大喜びしたのを覚えています。
しかしこのアルバムが大ヒットしたことによる長期のツアーに疲れてしまい、彼らは一旦解散を決意します。
音沙汰ないなと思ってたら解散してたとか、当時はよくあったんですよね。
レコードはamazonで6000円前後で手に入ります。
儚くも美しい激情メタルに触れてみたい人は是非。