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Alice CooperのTrashは名曲ぞろいで私にとっても特別なアルバム

Alice Cooperというミュージシャンをご存じだろうか。

実は私はよく知らないので調べてみたのですが、アメリカのミュージシャンで1969年から活動しておりグラムロックの代表格。
オジー・オズボーンやエアロスミス、トーキング・ヘッズやガンズ・アンド・ローゼズなどがアリス・クーパーのファンであることを公言しています。

浮き沈みありつつも現在まで活動を続けており、キッス、エアロスミスと並ぶアメリカンハードロックの重鎮といえる存在だとか。

そんな彼の大ヒットアルバム「トラッシュ」との出会いは私が大学生のころバイトしていたゲームセンターの忘れものでした。(以下作り話として聞いてください)
ゲームの筐体を拭いていると2P側の椅子にパチンコ屋の紙袋とセカンドバッグが忘れられており、そのパチンコ屋の紙袋の中にアリスクーパーのトラッシュが入っていました。
その後忘れ物をお店で預かっていたところ客が引き取りに来たのですが、客はセカンドバッグは受け取ったものの、CDはあまり玉で適当に変えただけでいらないのであげます、と言い残して去っていきました。
そうして手に入れたCDを当時のバイトリーダーからもらったのが私とトラッシュとの出会いでした。

もらって帰ったCDをさっそくコンポのCDプレーヤーに入れて再生してみたのですが…
いやもうあまりの格好良さに痺れました。

ポイズン、スパーク・イン・ザ・ダーク、ハウス・オブ・ファイアー、ホワイ・トラスト・ユー、オンリー・マイ・ハート・トーキン、ベッド・オブ・ネイルズあたりまで名曲の目白押しだと思います。
ダミ声のVoがメロディを歌い上げるというのも新鮮でよかったですね。
特にホワイ・トラスト・ユー、ベッド・オブ・ネイルズの2曲は本当に格好いいです。

ただ、マニアック・イン・ラブ以降の終盤失速気味なのは否めない感じで。
かろうじてヘル・イズ・リヴィング・ウィズアウトユーで持ち直すものの日本版のボーナストラックも蛇足な感じで。

「トラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ」という感じで毎回寝落ちしたり途中で止めたりして最後までは聴けませんでした。

そもそもボーナストラックってアルバムの余韻を台無しにすることが多いので不要だと私は思っているんですよね。
で、所持しているレコードではこの蛇足なボーナストラックが含まれておらず最後まで聴くことが出来ます。

実は私アリス・クーパーのアルバムは長らくこれしか聴いたことが無くて、先日グレイテストヒッツを買ったのですが、イマイチ肌に合わず。
でもこのアルバムはものすごく好きなので、このアルバムだけ特別なんだろうと思います。


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