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【人間】歩めなくても朗らかに

人は絶えず変化している。

例え外面上では、寝転がっていて

何もしていないような人間でも

肉体的な面では、無数の細胞分裂がなされているし

精神も面の意識では気づかないところで

花が静かに根を張り、いつか咲くように

少しずつうねっていっているのだ。



どんな人でも生きている限り

前に進み続けている。



停滞していてもいい。

歩めなくてもいい。



日々人が生きる上で一番大切なことは

ご機嫌に生きることだ。

朗らかな気持ちで過ごすことだ。



生きている人がいるということは

創生からの宿縁の結実であり

それは世界の必然であり

人には理解できなくても、世界の発心の結果。



存在の意味は、

直感で感じることはできても

理知でとらえることはできない。



ならば、今在ることを

喜び

朗らかに、ただ、生きたい。

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