宿題しなさい!と言わない勇気
今日から8月です。
子ども達の夏休みも、あと31日…
本当にちゃんと終わるのだろうか…
どこまで口を出すのかどうか…そのさじ加減に悩みながら様子をみている私です。
とはいえ、我が家は、肺の病気で在宅酸素療法という治療をしているおじいちゃん(私から見たら舅)と同居する、子育てと介護のダブルケアの家族。おじいちゃんの容態が変化したら、バタバタになります…
だから、勉強は計画的にゆとりを持って…それが駄目なら…スタートダッシュでさっさっと終わらせてほしい…
どうか…お願いだから、溜めないで…と思ってますが…
子ども達って、マイペースに毎日を楽しんでいます。
宿題のことを考えているのって…私だけ??
そう…私が心配するから、子ども達は安心しているのではないか…?
そうなら、敢えて、「宿題は?」と“宿題”という言葉さえ言わないようにしてみたら… …
世の中には、親が「勉強しなさい」と言わない方が、子どもは進んで勉強するという説もありますよね。
ところで…それは、我が子達にも当てはまるのでしょうか…?
試す前に…念のため、長男に正直に相談してみました。
「私が宿題しなさいと言わなくても、自分で宿題ちゃんとできるのかどうか…。
どう思う?」
即答されました…
「大丈夫だよ、信用していいよ」 ニコニコ
長男の笑顔に…
むしろ、なぜか心配が増す私…
本当に、大丈夫…??
それで…考えてみたのです。
勉強しなさいと親が言わなくても、子どもが自主的にきちんと勉強をするというのは…その年齢までの育ちの中で、【自分で勉強ができる力】がついていると言うことなのではないかと…
そして、【自分で勉強ができる力】って何だろう?と考えてみました。
何を勉強すればいいのか対象と量の把握ができる
勉強をすることにメリットを感じている
勉強をすることが楽しいと思える学力がある
わからない問題を解決する方法を身につけている
時間の見通しやスケジュール管理ができること
もっと学びたいというが学習欲がある
自分はできるという気持ちで取り組める
詳しく…補足してみると…
(※番号同士で対応した内容です💦)
①については、学校から出ている夏休みの宿題がその対象ですね。でも、学習量の把握は、全部で○枚のように見た目の量で把握している段階と、どのくらいの時間がかかりそう…と量を時間で捉えれている場合とで違うのかなぁと。
②勉強することの動機付け(夢や目標)がしっかりしていると、取り組む意欲が湧き、頑張ることができるようになります。
③勉強って、わかるから一人で行えるのであって、わからないことは、まず習うことが大切です。
④わからないときに、次に進んで、回答をみて確認、わからない場合は聞くなど方法を確立している子は、わからない問題でもどんどん次に進んでいけるので勉強が中断しません。わからないときに、そのまま先に進めず立ち止まったままだったり、投げ出してしまう場合が、さらに、勉強がしたくなくなる悪循環になってしまうのです。
⑤スケジュールの見通しが持てると、勉強も遊びも睡眠も生活そのものがスムーズだと思います。
必ずしも同じ時間に勉強する習慣に拘るより、臨機応変なタイムスケジュールの中でも、毎日決まった時間(あるいは量)を勉強できる力がつけばいいのだと思うのです。
⑥勉強が楽しい、もっと学びたいという意欲は何よりの学習のモチベーションだと思います。そして、その想いは勉強することで満たされ、自信がつき、もっと学びたくなる良い生活の行動パーターンの獲得になります。
⑦自分は勉強すると、その学習が身につく、力になるという自覚を本人が持っているのは、本人の「やればできる」という信頼が自分自身にあるということなのだと思うのです。そして、「やればできる」と思えるから頑張れるのであって…自分にできるかなという不安がある場合だと、進んで取り組む意欲が足りない状態なのかなと思いました。(←文章に上手く織り込めませんでしたが、自己効力感という用語に置き換えられる内容です。)
こうして考えてみると、何気ない勉強をするという行動であっても、その行動が自主的で、かつ継続できるものであるためには、それを支える要素があることも重要なように感じます。
もはや…子どもが一人で自主的に勉強するのかどうかの力ではなく…大人であっても大切な勉強する力のように感じます…
自分から進んで勉強ができる力というのは、一見簡単なようで、とても重要な生きる力であり、失敗したり、何度も挑戦しながら、身につけてほしい一生もののスキルなのだと思いました。
えっ!私…??
…🤔
(身についてないかも…💦)
人を育てるって、奥が深いなぁ~。
私も子ども達と向き合いながら、親として、一人の人間として、一緒に成長していきたいです。
ところで、最初の…
子どもに「勉強しないさい!」と言うかどうか…
結局、毎日、悩みながら子ども達を見守るのだと思います…
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