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国立2次:古文漢文の勉強法(高1から受験まで)

高校1年生をモデルとして、古文漢文が出題される国公立大学を受験するときのタイムスケジュールと使用する参考書の一例を紹介します。

その前に、前提となるお話を3点します。

1.挙げた参考書はレベル感の参考に
参考書は、あくまでレベル感の参考とお考えください。自分のよく使っている参考書をもとに作成しているので、他にも良い参考書がきっとあると思います。ご自分で検討して、良いと思ったものを使ってください。

2.学校の学習を補う形で
ある程度の進学校に行かれているのであれば、当然受験の対策もなされていると思うので、学校の学習を中心として、それを補う形で進めましょう。以下の参考書はその補助として考えてください。

3.志望校によって二次と共通テストのバランスが異なる
東大レベルの国公立大学を志望するのであれば、配点の比率が2次に偏っているので、共通テストではなく二次を見据えて対策したほうがいいと思います。(自然と共通テストは取れる、というイメージ)

古文

【1】単語

学校指定の単語帳を何周もする。単語帳は1冊。あとは読解問題で出てきた単語を確実に蓄積していけば十分です。読解で出てきた単語をおろそかにしないようにしましょう。受験勉強の意味がないと言っても過言ではありません。

【2】文法、読解

学校での演習量が全く足りないと仮定すると、以下です。
(十分な場合は差し引いてください)

(文法がまったく頭に入っていない場合、
河合塾「ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル」を2周する)
 ↓
高2夏までに
Z会「古文上達 基礎編 読解と演習45」を2周し、
文法問題、読解問題はもちろん、
本文の全文の文法事項を説明できるレベルまで仕上げる。
 ↓
高2夏〜3月
河合塾「『有名』私大古文演習」
桐原書店「古文 標準」
あたりを定期的にこなし、品詞分解・逐語訳の精度を上げる
 ↓
高3から夏まで
Z会「古文上達 読解と演習56」を一周。
このときには品詞分解は完璧にできるようになっていることが前提。
 ↓
秋以降
共通テスト(センター)過去問、私大過去問、二次過去問を受験スケジュールから逆算して配分し、こなしていく。

漢文

学校での演習量が全く足りないと仮定すると、以下です。
(十分な場合は差し引いてください)

高1 3月まで
大学受験VBOOKS「漢文早覚え速答法」
で句形をマスターし、そこで示されている必要な単語を覚える
 ↓
高2夏〜
桐原書店「漢文 基礎」
桐原書店「漢文 標準」
などで定期的に演習する
 ↓
高2 3学期から高3 夏まで
Z会「漢文道場(入門から実戦まで)」←基礎編ではない方なので注意!
問題だけでなく、訳ができるレベルまでやる
 ↓
高3秋
共通テスト(センター)過去問、私大過去問、二次過去問を受験スケジュールから逆算して配分し、こなしていく。

以上です。スケジュール感の参考にしてください!


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