黒田晃太郎 オンライン家庭教師

オンライン専門家庭教師。 東大文学部卒、大手予備校で現代文模試担当。 小学生〜東大まで…

黒田晃太郎 オンライン家庭教師

オンライン専門家庭教師。 東大文学部卒、大手予備校で現代文模試担当。 小学生〜東大まで。平日10-19時8000円/h。国語を中心に、帰国受験対応、高校理系以外全科目対応。 お問合せ→ https://forms.gle/F7cvS1ME6tSUanbR6

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国語の試験で時間内に100%出し切る7つの方法

国語のテストで点数が良くないという場合。大きく二つの原因があります。一つは実力そのものが足りないこと。もう一つは、実力相応の結果が出せていないこと。今回は後者についての対策です。 一番考えなくてはいけないのは、時間配分。テストの受け方は、5年生あたりで試行錯誤することも多いでしょう。テストの点数が上下することもあるでしょうが、「テストの受け方」は「国語力」とはまた違うものです。あとで冷静にテストにどう取り組んだか、振り返ってみるのが良いでしょう。 では、テストでどうすれば

    • 「詩の基本は表現技法」について

      詩の読み取りの基本は、まず表現技法。 こういったものですね。 まずはこれら表現技法の理解と、詩の形式の理解(口語自由詩、など)が基本事項として示されることが多いです。 で、表現技法がなぜ基本なのか。 昔、ジャズをやっている知人が語っていたことを思い出します。彼はこう言っていました。 とのことでした。 詩の読解も同じようなところがある気がします。 詩を読み取る前提として、基準があります。 それは、正しい主述関係の「文」。 ここから、 と直喩を使ったり、 と

      • 24年6年6月組分けテスト国語の疑問点

        今回の6年組分けテスト、国語の平均は69.5点。150点満点なのでかなり低めです。 個々の問題を見てみると、出題意図も内容も納得できる問題が多くあるとは思います。ただ、その中で気になる点が3つありました。 ちょっと細かい話も入っていますし、もしかすると、自分の読解が間違っている部分もあるかもしれません。ただ、現時点での自分の考えを書いてみようと思います。 最初に前置きしておきたいこと。この記事の趣旨は模試の悪口を言いたいのではありません。国語の模試には様々に難しい側面が

        • 来年2025年2月〜生徒募集

          本年度(2024年度)は現在満席です。 来年2月以降は10名程度レギュラー生を先着で募集する予定です。それに向けて年内にスポット授業などは承ることは可能です。 レギュラーの指導の場合、基本的には週に1回以上、曜日を固定しての定点観測をさせていただきたいと考えます。 時間は1回60,90分が基本で、おすすめは90分です。 60分だと模試一本分の間違えたところを扱いつつ、どこか端折ります。読みの点検に多くの時間を割く可能性もあります。 90分だと模試一本分の間違えたところ

        国語の試験で時間内に100%出し切る7つの方法

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        • 中学受験【国語】
          53本
        • 高校受験【国語】
          19本
        • 合格体験記
          9本
        • 大学受験【国語】
          36本

        記事

          解説を読んで本当に「わかった」のか問題

          自宅での国語の読解問題をやってお子さんが解説を読み、「わかった」と言う。しかしそれは本当に「わかった」なのか問題について。 まず、復習の手順をお子さんと共有する必要があります。 復習の手順:解説は最後に読む個人的におすすめの手順のポイントは、解説は直しをしたあとに最後に読むということ。 間違えたらなぜ間違えたのか、どこに根拠があるのかを自分で考え、直しをする。 記述の直しだったら、自力で考えるのがベストですが、それも難しければ、模範解答を見て本文のどこを見ればよかったの

          解説を読んで本当に「わかった」のか問題

          漢字学習の習慣化に向けた環境づくり

          中学受験に向けての漢字の学習は、ただ書くだけではなく、どのように習慣化するかが鍵です。この記事では、効果的な習慣化の方法をご紹介します。漢字学習を毎日のルーティンにするための環境整備をいかにやっていくか、考えてみます。 1.ルーティン化する毎日歯磨きをしていれば、歯磨きが苦もなくできるように、自然と体が動くように習慣化するのが一番強いです。そのために、 同じ曜日の同じ時刻に同じことをやる。もし、「そろそろ漢字をやるか〜」のように、明確に決まっていないところがある場合は、こ

          漢字学習の習慣化に向けた環境づくり

          国語の塾テストで意識したい2つの観点

          現在は4月。6年生でもまだまだ入試まで時間があります。過去問演習を始めている人もいるかも知れませんが、多くは夏、秋から始めようと考えているご家庭が多いのではと思います。 となると、今実力を測る手段は、塾での週例や月例、公開模試などの模試。この模試に対応する力をつけていくことで、実力を伸ばしていく時期です。でもなかなか安定しない、ということもあると思います。現状からどう安定に持っていくかということについて、 ①100%の実力を出すこと ②実力を伸ばすこと の2点で考えたい

          国語の塾テストで意識したい2つの観点

          合不合テスト国語の対策

          合不合テストの国語の傾向と対策についてまとめます。 合不合は幅広い層が受けるテストのため、 中ぐらいのハードルの問題がズラッと並び、全部解答するのが難しい、といった、ボリュームのあるテストです。平均点は5~6割なので、解けない問題がいくつかあっても気にしないでいいと思います。 とにかく時間配分が重要になってきます。もし点数が大きく低い結果となってしまったら、まずは時間配分がちゃんとできたかを振り返ってみましょう。 文章量も多いですが、雑に読まないこと。初読でしっかりと文

          合格体験記 ドルトン東京学園、他女子校

          こんにちは、今年度2つ目の合格体験記は主に作文指導をさせていただいた生徒さんからいただきました。 非常に好奇心が旺盛で、様々な活動を主体的にこなす生徒さんでした。夢もとても大きく、正直言って感服しました。しかも、ちゃんと行動もしている。 これだけポジティブに生きている生徒さんなら、ドルトン東京学園は絶対に評価してくれるはずだ、というか、この子を採らなくてどうする?という気持ちで指導させていただきました。 課題もしっかりこなしてくれて、本当に頑張ってくれたと思います。

          合格体験記 ドルトン東京学園、他女子校

          中学受験に携わる【われわれ】の責任

          以下は、2024年2月、新6年上のbcクラスの週テスト第2回を経て考えたことです。 問題量が多すぎる長めの物語文二つ、80,50,40,40,80,75字の記述。選択問題に抜き出し問題も普通にある。これを50分。問題の分量が多すぎると思った。多くの人は面くらい、解答しきれなかったのではないか。 テストがこれなら、もっと早く読ませなくちゃ、と思いたくなる。たしかに、もちろんスピードも大切。 ただ、ここは「急がば回れ」だと思う。 むしろ、テストで試せなかったからこそ、もう

          中学受験に携わる【われわれ】の責任

          合格体験記〜成城学園、埼玉栄、大宮開成

          今年も合格体験記をいただきました。復習ノートの制作をルーティン化したのですが、毎回すぐに作成したノートを送ってきてくれました。ほとんど休まず、コツコツと頑張ってくれていた印象があります。6年も後半になると、読みのルーティンも確立し、過去問演習もかなり掘り下げることができました。納得の合格だと思います。おめでとうございます!それでは、どうぞ。 合格体験記私は、先生に一年ちょっと指導していただきました。私は国語が苦手で、合不合判定テストでは、言えないような偏差値をとってしまった

          合格体験記〜成城学園、埼玉栄、大宮開成

          スポット授業の生徒さんを募集します

          中学受験国語の読解問題を解説しますスポット授業のご希望があれば受け付けます。 対応内容は、中学受験を始めとした小・中・高の国語です。 小学6年生であれば模試の直しや、過去問対策など。 小学4,5年生であれば模試の直しや、基本的な読み解き方について解説いたします。 空き状況はこちらにリアルタイムで表示しています。 https://calendar.google.com/calendar/u/0/embed?src=gj6gdfhb7g0drgnluts7r9gfg4@gro

          スポット授業の生徒さんを募集します

          塾テストの受け止め方(5年生版)

          塾のテストは毎月、あるいは毎週行われます。点数も偏差値も明確に出るし、クラスの昇降にも関わるものがあるため、成績が「上がった」「下がった」ということに対してはやはり敏感になってしまうものです。 もちろん、模試の結果を分析して、復習に役立てていくことが大切です。 ただ、そのときに気をつけたいのは、細かい数値の変動を悲観的にとらえないということではないかと思っています。 塾テストの数値はいろいろな要素で変動します。この数字の推移をそのまま実力の推移ととらえないことが重要だと

          塾テストの受け止め方(5年生版)

          国語の正しい「読み・解きのフォーム」を作る方法

          国語の読解問題の正しい勉強法について書いてみます。国語の読解問題は、毎回のテストで偏差値が上がったり下がったりと安定しない、、というお悩みを抱えている家庭も多いと思います。 そもそも、何をすればいいのかがよくわからない。 そこで、僕が考える「読み・解きのフォーム」を作るために重要な取り組みを3点ご紹介します。次のとおりです。 1.まず、授業に集中する読解問題は論理的思考力を問うています。 なによりも授業中に集中して頭を働かせていることが大切。 そのために体調・睡眠の状態

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          夏休みスポット授業の生徒さんを数名募集します

          中学受験国語の読解問題を解説します夏休み、レギュラーの生徒さんの調整もほぼ終わり、スケジュールがだいたいはっきりしてきました。そこで、スポット授業のご希望があれば受け付けようと思います。 小学6年生であれば有名中の課題(SAPIX)、過去問対策など。秋以降、過去問をやり込むために何が必要か、傾向についてもお話いたします。 小学4,5年生であれば夏期講習やテストの解説や、基本的な読み解き方について解説いたします。 空き状況はこちらにリアルタイムで表示しています。 https

          夏休みスポット授業の生徒さんを数名募集します

          語彙ノート、復習ノートの作り方(授業用)

          ここでは僕の生徒さんに授業後お願いしている語彙ノート、復習ノートの作り方について、ご紹介します。(保護者様へのマニュアルも兼ねています) コンセプト①:受験会場で振り返る イメージの中心に置いているのは、生徒さんが、受験当日、会場で、今まで学習した【全てのポイント】を効率よく確認している姿です。これまで解いてきた模試や過去問を概観でき、読解でこれを知っておかなければ得点できなかったという語彙を確認し、そして、自分がこれまで間違え続けてきた読解の反省点をざっと見直すことがで

          語彙ノート、復習ノートの作り方(授業用)