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僕と妻とすももの話

あおきえんから、すももが届きました^^

noteで親しくさせていただいている
たごさんが愛情いっぱいで育て上げ
真心こめて送ってくださいました。

すももの予約ができるようになったと
たごさんのnoteから知るやいなや
さっそく予約をしたのは4月のこと。
それから到着を待ちわびていました。


ここから少し妻との思い出話に
浸らせていただきます。


妻とすもも

僕が妻と出会ったのは20歳の時
友達に紹介してもらったバイトで
先に働いていたのが妻でした。

お互いに人見知りだった僕たちが
付き合うことになったのは
1年半後のことでした。


付き合い始めた頃、妻と一緒に
スーパーに行ったときのことです。

今まで何度もスーパーに行っていますが、
僕の視界に(たぶん)一度も入らなかった
意外なものを妻が手に持っていました。

それは「すもも」でした。
すももを手に持ち、妻が言いました。
「私、すもも好きなんだよね。
 果物の中で一番好きだと思う」

そう言って、手に持っていたすももを
買い物かごへ入れました。
小ぶりのすももが10個くらい入って
400円ほどだったと思います。

僕は思わず聞きました。
「そんなに食べれるの?」
妻は即答で
「うん、甘酸っぱくておいしいよ」
と言いました。

帰宅後、妻はすももの皮をむき、
かじりつきながら言いました。
「ちょっとすっぱいけど、おいしいよ」

「本当にすももが好きなんだな」と
僕は妻を眺めて感じていました。


僕とすもも

僕は子どものころに一度だけすももを
食べた記憶があります。

「もも」という名前がつくくらいだから
さぞかし甘いのだろうと期待して
かじりついたら甘くなくて
酸味の効いた味だったと覚えています。

それ以来食べなかったすももを
妻が隣でおいしそうに食べています。

「食べる?」と聞かれたので
「あ、うん」ともらい
ひとくちパクリと食べました。

記憶していたすももの味と同じ
やっぱりすっぱくて
遠く彼方に甘さがありました。

「うん、おいしいね」と言いつつも、
(絶対に桃やいちごの方がおいしい)
(好んで食べるほどおいしいかな?)
と心の中でつぶやきました。


妻は毎年一回はスーパーですももを
買ってきて、家で食べていました。

毎年ひと口食べてみては、
「やっぱり微妙だな…」と
すももの「微妙さ」を再確認。

妻はよく言ってます。
「スーパーで売ってるすももは
 当たりはずれがあるからね」

たしかにその通りだ。

だとしたら、
なぜ妻は、毎年はずれるかもしれない
すももを買ってきて食べ続けるのだろう。

桃とかいちごとか、もっと高確率で
当たりが出る果物もたくさんあるのに。


「すももはすっぱい」を覆します

そんな僕はnoteを通じて
たごさんと出会います。

たごさんのnoteでたびたび目にした
「『すももはすっぱい』を覆します」

「すももはすっぱい」と思い込んでた僕は
その言葉に半信半疑でした。
「言ってもすももでしょ?
 まさかそんなに、ねぇ…?」

思えば、このときからすでに
僕はたごさんに心をつかまれていました^^;

「そんなにおいしいすももなら
 ぜひ一度食べてみたい」
「すももが好きな妻にも
 食べてもらいたい」と思いました。

たごさんも僕の妻も
すももの本当のおいしさを知っている。
だから僕には分からないすももの魅力を
語れるんだと思います。

僕も早くその味を知りたいと思いました。


僕と妻とすもも

妻と出会って10年以上が経った今年。
僕は、生まれて初めて自らの意思で
すももを買いました。

妻には内緒。サプライズで。
そして、僕の中の
「すももはすっぱい」を覆してもらいたくて。


何の記念日でもない平日の夜。
あおきえんからすももが届きました。
妻に「プレゼントだよ」と言って
渡しました。

さっそく箱を空けてみます。

「え、すももじゃん!やったー!」と喜ぶ妻。
「で、でか!」と驚く僕。

小さい方でも僕が今まで見た
どのすももよりも大きい。
大きい方は桃くらい大きい!
まずはそのでかさに驚きました。

「これがすもも!?
 色もきれいでおいしそう!」
と言ったのは僕(笑)
誰のサプライズなんだか^^;

夕飯後
妻が皮をむいてくれました。

家族みんなそろってパクリ…
「おーいしーーーい!!」

今まで感じたことのない
桃のような甘みと
とっても爽やかな酸味が
口いっぱいに広がりました。

食感もいろいろで
柔らかいところと
シャリっとしたところ
どっちもおいしい!

僕の「すももはすっぱい」は
完全に覆されました。
気が付けば皮をむいてる妻よりも
食べちゃってました^^;

この味を知っちゃったら
もうすももの虜です!


でも一番喜んで食べていたのは…

1歳になったばかりの次女!

ひと口食べては満面の笑顔を浮かべ
もうひと口とおねだりしていました。
妻のすもも好きは次女にもちゃんと
受け継がれていたようです^^


妻と出会って10年ちょっと。
思えばすもものように
甘いこともすっぱいことも
2人で経験してきました。
家族が2人も増えました。

noteを通じて生産者さんの想いも
感じることができました。

そうしてようやく
僕もすももの美味しさが
分かる男になりました^^

あおきえんのすもも
来年もまたリピートします!

いや、来年こそは
すもも狩りをしにあおきえんへ
家族揃って行きたいな^^



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