ギャンブル依存症になるきっかけのネット広告
こんばんわ、黒カンです。
今日は、自分が依存症になったきっかけについて書こうと思います。
私が依存症になったものは、オンラインカジノです。
これは、今の主治医(依存症専門医)も、あまり関わったことがないと言われました。
想像しやすいように「ネット上の違法カジノ」とでも置き換えて考えてください。(海外の会場にネット経由で参加するので、法解釈としてはグレーなものになります。)
なぜ、そんな一般的ではないギャンブルに、自分が手を出したかと言えば、「ネット広告でみた」ことがきっかけです。
『カジノみたいな違法に近いものが広告をだすわけがない、だしてもGoogleや国が取り締まるはずだ』と、思われるかもしれませんが、当たり前のようにこうしたネット広告がでてきます。
調べものをしていて、ブログ記事を見ていたら、画面の広告欄に「登録ボーナス差し上げます」なんてオンラインカジノの広告がでてきたりもします。
プログラミングの記録ブログや雑誌のレビュー記事のサイトなのに、そういった広告が表示されたりします。
ネット広告は、「ブラウザの履歴をもとに表示が変化するもの」「サイト主が設置したもの」の2種類があります。
厄介なのが、「ブラウザの行動記録をもとに表示が変化するもの」です。
想像してみてください。
何かの悩みや趣味について考えているときに、どこのサイトにいってもお勧めされる製品や手法の広告が出てきたら。
〇新製品の化粧品について調べていたら、どこのサイトにいっても「お勧めの新製品」として、あるメーカーの化粧品の広告が表示されている
⇒もしかして、この化粧品は人気があるんじゃないか?
〇保険の見直しをしようと考えていたら、ネットで「保険の見直し相談」の広告を目にすることが増えた
⇒もしかして、自分と同じように保険料の見直しを相談してみようとする人が増えたんじゃないか
そういった、思い込みが蓄積されて、少しずつ誘導されていってしまいます。
ある程度、冷静な判断ができれば、「最近調べたものに反応して広告が変わったよ。ネットはコワイナー」で終わる話です。
でも、自分の状況をみつめる冷静さがない状態では、まるで運命のように錯覚してしまって、そのまま間違った判断を下してしまいます。
私も、冷静な判断力があまりない状態で、ネット広告をみて、オンラインカジノに登録しました。
その結果として、ここまで破滅するなんて予想していませんでした。
競艇場の前の電柱に貼ってあった怪しい金融会社の電話番号に血走った目で電話している人を見たことがあります。
きっと、その人にとっては、その怪しい金融会社の広告を見つけたことは、運命・天の救いに思えたのでしょう。
ちなみに、ブラウザの履歴で表示される広告への対処法ですが、ブラウザの設定で、履歴とCookieを全部消して「今の自分にとって好ましくない情報を調べない努力」を暫くの間続けると、これまで表示されていたモノとは違うジャンルの広告が表示されるようになります。
※Googleなどのアカウントにログインして閲覧履歴を同期している場合、同期をとっている全端末の履歴を消してください。
以前は熱中したけれど、今の自分自身にとっては、見ない方がいいことばかりがお勧めに表示されるのなら、一度ブラウザの履歴を全部消してみてください。
私のスマホは、1年前はブラウザのおすすめ記事も表示される広告もFX、仮想通貨動向、オンラインカジノサイト関連といった、ギャンブルや投資のことばかりでした。
治療を初めて、数か月たった今、スマホのブラウザがおすすめ表示するのは、マンガサイト、ユニクロやGUの着こなし情報、アニメコンテンツ関連が多くなりました。
表示されているものの傾向が、40手前の独身男性としては、どうなのか・・・。
今でもオンラインカジノの広告は、1日に何度か目にはしています。
仕事で調べものをしている時に、表示されているのをどうしても目にしてしまいます。
ただ、見たところで、2年前や1年前のようなギャンブル熱(浪費熱)が急に沸点に達して自制が効かない状態になることはありません。
自分自身にとって、良い傾向がでてきてきたのだと思います。
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