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Twitterのシャドウバンについての考察(2023年版)☆最終版★追記あり

私の推しのTwitterアカウントが、シャドウバンされていてピンチと聞いたので、いろいろ調べてみました。このノートでは、論理的な分析によってそれを説明してみます。なお、当初はその推しのための内容でしたが、現状はTwitterユーザ一般に向けた内容となっています。SearchBanで困られているすべてのTwitterユーザに届き、多少なりとも参考にしていただければ幸いです。

★ご案内★
独自の研究を進めてきましたが、以下の情報にはそれらを根底から変える要素があります。シャドウバンではなく、おすすめツイートに関するランキングのアルゴリズムについての情報ですが、参考のためにチェックされることをお勧めします。シャドウバンについても、これと似たような(あるいは同様の)仕組みである可能性が高いと考えています。

(最終更新:2023/9/5 18:00)

えー、なんかめんどくさそう、読むのキライ、という方のために要点だけ最初に書きます。それどういうこと?と興味があったら、先に進んで下さい。

<誰でもわかるシャドウバン予防策>
シャドウバンは、スパム業者排除が目的
スパム業者的なツイートをすればマークされる
複数回URLツイート、連投、センシティブ、etc.
ならスパム業者がしないことをすればいいはず
URLは1回、適切な間隔、非センシティブ、etc.
適切なリプライは有効、しばらく放置は効果少ない


<シャドウバン対応で大事なこと>
長期間変化が無ければ、必ず異議申し立てすることが大事
シャドウバン処理(機械)が正しく機能すると信じるのは大きな間違い、期待通りに対処してくれる可能性はまず無い
異議申し立てし、オペレーター(人間)に対応を求めるのが鉄則
 
<復旧のために必要な絶対条件>
設定の「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」は重要なポイント、必ずオフにする
過去ツイートにて、センシティブなものは可能な限り削除する
アカウント自体がセンシティブ指定されてしまっている場合には、異議申し立てをして解除することが必須

理屈っぽくて申し訳ありませんが、いくらTwitterが不安定といっても、しょせんはコンピューターが処理しているサービスです。コンピューターはプログラムされた処理を実行するのみなので、0か1、オンかオフ、あいまいな点は一切ありません。何か問題があるなら、100%原因があり、100%解決できなければおかしいです。そこには、感情論や精神論は一切不要で、ただ論理的に詰めるだけです。
実際にTwitterの仕様はブラックボックスで内部が分かりませんが、複数のデータや処理を投げ込んで、その挙動や結果を統計的に見れば、内部の類推も可能です(ブラックボックステスト)。あくまで論理的に行うことだけが大事です。


1.シャドウバンについて

一言に「シャドウバン」といっても詳細には複数の種類があり、ひとくくりにするのは乱暴でしょう。混乱のもとになります。
以下のサイトでアカウント名を入力して、CHECKボタンをクリックすれば結果が分かるはずです。

https://hisubway.online/shadowban/

ShadowBan check

この結果には5つの項目が存在しますが、一つ目のアカウントの存在確認は別にして、その下の4つをひっくるめてシャドウバンと呼ぶことが多いですが、内容は大きく異なるので、これらを区別して扱うべきです。上記画面の例で見てみましょう。

  1. @apprentice_kuro exists
    アカウントが存在していることが確認できたことを示す。

  2. Search Suggestion Ban
    これが!(赤色)なので、文字通り検索のおススメからの除外されていることを示しています。Twitterの検索窓などで、先頭の数文字を入力した時点で、残りが補完されて表示されるのがおススメです。ややアカウントを検索するのが難しくなります。

  3. Search Ban
    これが!(赤色)なので、検索から除外されていることを示します。Twitterの検索窓で、アカウント名をきちんと入力しても表示されなくなります。これでは、目的のアカウントを検索するのはかなり難しくなるでしょう。

  4. Ghost Ban
    Ghostとはその名の通り幽霊、この制限が掛かると、検索してもリプライが一切表示されなくなります。ツイートした内容を見つけられなくなるので深刻といえるでしょう。あくまでアカウントではなくツイートの話です。シャドウバンでリプが見えなくなった、と困っている方は、この制限を受けている可能性が高いです。

  5. No Reply Deboosting
    リプライに「攻撃的な内容のリプライを・・・」と隠されているものがあることに気づいたことがありませんか。要するに攻撃的なリプライと判定されて一時的に非表示になるものです。ただしこのメッセージをクリックすると表示されるので、それほど深刻ではありません。

5つの項目が全て緑のチェック印であればBanされていない状態、赤の!があるとBanされている状態になります。この例では、2つのBanが確認できますが、下ほどペナルティが重いので、この場合にはSearchBanが影響の大きい問題になります。

2.シャドウバンは本当に問題なのか

まず本題に入る前に、勘違いが多いので補足しますが、この検索に表示されないというのは、Twitterの虫眼鏡マークをつかって検索した場合のみの話です。
いっけん深刻そうに思えますが、一般的なユーザはそんな検索窓よりも、GoogleやYahoo!、Bingで検索しますよね。これらはいずれも上記SearchBanやSuggestionBanには影響を受けません
そもそもシャドウバンにはいくつもの異なる状況があるので、「シャドウバン」の一括りにして判断するのは賢明ではありません。また、何か不都合があるのをシャドウバンのせいにするのは間違っている場合もあることに注意が必要です。

インターネット検索して多数見つかる、シャドウバンでツイートが見えなくなった、Twitterが使えない、というような情報は、多くの例がGhostBanされていると思われます。GhostBanは重症ですので、Twitter利用に著しい影響がありますが、この制限がなく、SearchBanなど軽症の場合には、実際にどの程度影響があるのかを見極める必要があります。

Twitterの検索窓で「検索されない」ではなく、「検索されにくい」というのが正しい表現のようで、正確な比率は不明ですが、100%検索できないわけではありません。正常に検索できる場合も多く、個人的な感触では半数程度しか制限されません(Search、SearchSuggestionとも)。こちらも深刻さはやや低くなる要因です。

SearchBanの影響の最も大きいのは、ハッシュタグで検索された場合に、結果に表示されないことです。ハッシュタグを日常的に使用している方には影響は不可避ですが、もともと使用頻度が少ない場合には、そもそも検索とは関係が無いので、こちらも重要性は低くなります。

これらを総合的にみると、使用方法や使用状況によっては、深刻な場合もあるが、SearchBan/SearcchSuggestionBanだけならそれほど影響はない(=こだわる意味はない)というユーザも相当数ある、とも言えます。あなたが深刻なケースなのか、それほど影響がないのか、見極める必要があります。これは最後に記述する、復旧後の懸念事項にもつながります。

3.SearchBanのメカニズム

ソフトウェア工学的な見地から、どのようなプロセスを経て、SearchBanと判定されるのか、そのメカニズムを考えてみます。

まず原始的な方法として、Twitter社のオペレータがツイート内容や過去の履歴をチェックして、個別にSerachBanを発動させているのでは、という可能性はあるかもしれません。ただ、Twitterの利用者が5億人以上、ツイート数も5億ツイート/日以上と言われており、現実的ではないでしょう。いくら社員がいても間に合いません。

同様に、そのアカウントのユーザの職業やツイートの傾向、趣味や嗜好などによって発動させることも現実的ではないでしょう。複雑な条件を設けるメリットが見当たりません。
また他の人にツイート、リプされたりすることによる影響というのも、判定プロセスが複雑になりすぎるため、考えにくいでしょう。

では一般的に考えられるのは、5億回のツイートを何度もチェックすることは難しいため、シンプルなプロセスを繰り返すのが現実的です。
最も容易に考えられるのが、定期的に実行されるチェックプログラムが、一定の条件を満たしたアカウントに対して、SearchBanフラグをオンにするというものです。検索時にこのフラグがオンなら表示をスキップすれば、ペナルティが掛けられます。
逆に、一定の条件をクリアしたら、SearchBanフラグをオフにすることも難しくないでしょう。こちらも、検索時にフラグがオフであれば、表示を行う、これなら大量処理には最適です。

次に、具体的にどのような条件を満たした場合に、SearchBanと判定するのでしょうか。私の調べた範囲では、特に以下の方のブログの情報が核心をついているのではないかと考えています。

一部主要部分を引用させていただくと、

1.ツイートが外部リンク(URL)つきかどうかをチェックする
2.URL付きであればエンゲージメントの数(リンクアウトやいいね)を調べ、閾値以上かどうかを判断
3.閾値以上であれば、そのユーザーの過去のツイートを検索し、同じURLがないかチェックする。
4.同じURLが同じく一定数確認されたら、そのツイートはスパムと認識され、ユーザーはSearchBan状態のフラグをたてられる
5.以後検索には表示されないので、事実上スパムは継続不能となる

Twitterにシャドウバンされた!なおしかたと対処方法

簡潔に整理すると、「Tweet中にURLがあり、そこから遡って、同じURLを含むTweetが過去に複数検出されるとSearchBanがオンになる」ということですね。

さらに私の新解釈としては、単純にフラグのオン・オフではなく、何らかのランキング情報があって、それを上下させ、一定のランキング以下になるとフラグが立つ、という間接的な動作があると推測しています。この推測に従うと、上記引用の4以降が変わり、以下のパターンになります。

1.ツイートが外部リンク(URL)つきかどうかをチェックする
2.URL付きであればエンゲージメントの数(リンクアウトやいいね)を調べ、閾値以上かどうかを判断
3.閾値以上であれば、そのユーザーの過去のツイートを検索し、同じURLがないかチェックする。
4.同じURLが一定数確認されたら、そのツイートはスパムと認識され、ユーザーのランキングを下げる
5.ランキングごとに対応するBanが定められており、一定のランキングまで下がるとSuggestionBanに、さらに下がるとSearchBanと判定される
6.以後検索には表示されないので、事実上スパムは継続不能となる

この推論が出てきた根拠ですが、以下のTwitterヘルプセンターの説明になります。

Twitterではシャドウバンを行っていますか?
率直に申し上げると、Twitterではシャドウバンを行っておらず、過去に行ったこともありません。ただしTwitterでは、利用者の皆様がより快適に利用できる環境を構築するため、ツイートのランク付けを行っているため、あなたがフォローしているアカウントのツイートは常に表示されます。

Twitter ヘルプセンターより

ここでいう「ツイートのランク付け」がその部分になり、何らかのランク付け(=ランキング)が存在することを認めています。つまり、ユーザのツイートに関して、内部的なランキングが存在するのは間違いなく、このランキングが上下することにより、一定以上で制限が発動されたり、逆に解除される、ということでしょう。ソフトウェアの動作としては、よくある基本的なものです。より具体的には、以下のようになります。

・ランキングが一定の数値以上: 健全なユーザ、健全なツイート
・ランキングが閾値     : どちらともいえない状態
・ランキングが一定の数値以下: 不健全なユーザ、不健全なツイート

このランキングが一定以下に低下した時、SerachBanを含む制限が発動すると考えるのが妥当です。

4.対応策について

★まず最初にすべきこと★
あれこれ調べて試すのもいいですが、まずTwitterのサポートに問い合わせて、自分の無実を訴えましょう。これだけで解決したという情報も複数あります。それで解決するなら、以下の小難しい話とはサヨナラできますよ!
最初にも書いている通り、人間の作ったプログラム(ここではシャドウバン判定処理)が100%ちゃんと動くなんて幻想、必ず不具合もあります。まずサポートの人間にお願いするのが鉄則です。
えっ、じゃあここから先は無駄なの?というのは早計です。いったん復旧しても、再度シャドウバンにならないためには、仕組みを理解して、守るべきルールがあります。これはしっかりチェックしてくださいね。

上記の引用させていただいたブログの記事では、復旧のアルゴリズムについて以下のように書かれています。

1.SearchBanしたユーザーのツイートを見聞する
2.一定期間(数?)URL付きのツイートがないのであれば解除する

一言で言うと、一定期間、URLなしなら解除されるということかと思いますが、先の当方の新解釈に基づくと、

1.SearchBanしたユーザーのツイートを見聞する
2.URL付きのツイートでないなら、ランキングを上げる
3.ランキングがBan対象ランキング以上に上がれば、解除される

全くツイートしなくても一定期間が経過すればランキングは上がるようですが、復旧までにとても時間が掛かるようです(確認した範囲では効果は見られなかった)。URLなしの無害なツイートをした方が圧倒的に復旧は早いと予想されます。
特に、チェックを発動させるには、ツイートをする必要があると考えるのが妥当ですので、Twitterを放置するよりも、健全なツイートを行う方がチェックを積極的に受けられる可能性があります。

5.検証試験

上記の推測を検証する試験を行いました。意図的にシャドウバンを発効させ、それを解除してみます。検証試験の手順と概要は以下の通りです。

(1)SearchBanされていないTwitterアカウントで、意図的にシャドウバン(SearchBan)を発効させる
・「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオンにしたうえで、Youtubeのリンクなど(内容は問わない)を繰り返し送信する
・シャドウバンテストサイトでチェック、当方環境では2回以上同じリンクを送信するとSearchBanとSearchSuggetionBanが発効状態になった(=ランキングが低下して閾値以下になった)

シャドウバンが発効

(2)シャドウバン(SerachBan)を解除してみる
・設定の「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフにする
・上記の試験送信したものを含めて、直近のセンシティブ判定されているツイートを全て削除する。「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」をオフにすれば、対象の判別は容易にできる。
・センシティブ判定されない無害な画像ファイルを添付して、複数回ツイートする
・シャドウバンテストサイトでチェック、当方環境では5回程度無害なツイートを送信するとSearchBanとSearchSuggetionBanが即時解除された(=ランキングが上昇して閾値以上になった)
・試しにテキストのみのツイートを複数回試したが、これでは解除されなかった
・即時解除されない場合があったが、少し時間をおいて、無害ツイートを送信すると解除に成功した
・ネットを検索すると「興味関心」を全削除することで復旧しやすくなるとの情報があるが、今回はそれを削除していない

シャドウバンから復旧

当方アカウントで繰り返し、この発効と解除を試しましたが、5回実行して、5回とも同じ結果になりました(5回とも復旧できた)。
使用している環境・条件により、100%復旧できるとは断言できませんが、この手順で復旧できる例があることは一つの事実です。

改めて、この検証試験を反映させた、ランキングの上昇方法、シャドウバン(SearchBan)解除手順としては、以下の通りになります。

1.「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフ
2.過去のセンシティブ判定されたツイートを削除する(少なくとも1週前後かそれ以上?)
3.センシティブ判定されない無害な画像を複数回ツイートする

(3)追加試験
いくつか追加で試験を行いました。

・ハッシュタグの有無、数は影響するのか
ハッシュタグ無しと、3個付けた場合、5個付けた場合を試しましたが、SearchBanが発効する状況に違いはありませんでした。

・過去のセンシティブなツイートについて
SerachBanから復旧させる際に、過去のセンシティブなツイート(試験のために投稿した分を含む)を削除し忘れていた時がありました。
何度も無害な画像ツイートを行っても復旧しないので、どうしてだろうと調べていて消し忘れに気づき、削除していったところ、全て削除したタイミングでSerachBanが解除されました。
SearchBanは、無害なツイートを行った時だけではなく、センシティブなツイートを削除したタイミングでも解除されるということになります。
推測ですが、直近のセンシティブなツイート数をカウントしていて、それが減った(無くなった)ことがトリガーになった可能性があります(今後の課題)。

・時間経過によって復旧するのか
以前より、シャドウバンになった場合には、完全放置することで解消するという説(都市伝説?)がありますが、これについては検証を行った範囲では、効果は確認できませんでした(2023年8月11現在、検証は継続中)。
軽度のSerachBan(数回の健全ツイートで解除されるもの)の状態で、48時間放置しましたが、復旧しませんでした。
一般的に、そういうタイマー機能が実装されている可能性はありますが、問題は、現在のランキングの低下状況が分からないため、時間とともに解除に近づくとしても、いつ解除されるかが全く分からない点です。
少なくともSerachBanに気づいて数日、というような軽度であれば、2~3日程度の期間、試す価値はありますがそれ以上の場合には、敢えて試す価値は少なく、前述の健全なツイートを行うことで自力復旧する方が賢明です

(8/15追記)
そのまま放置試験を継続しましたが、1週間経過しても復旧しませんでした
このため、試験を断念し、センシティブ設定をオフにしたところ復旧しました
※通常ツイート2つしただけ、過去ツイート削除無し
明らかにセンシティブ設定はSearchBan解除に影響しており、復旧するには「オフにすることが必須」だと判断します。

5.センシティブなアカウント

フォロワー以外からアカウントを表示しようとした場合の画面

ここまでの検証において、いずれの場合も「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフにすることが解除されるための条件になりました。どのようなプロセス・判断基準かは明確ではありませんが、確実に影響しているのは確かです。場合によっては、これをオフにするだけで解除されたケースもあります。

ただし図に示すように、Twitterアカウント自体がセンシティブと判定されて制限されている場合には、「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」がグレーアウトしてオフにできず、したがってSerachBanを解除することができません。
(非フォロワーから対象アカウントを表示することで確認できます)

この制限はアカウント凍結を除けば、最も重いペナルティになり、暴力や犯罪、露骨な性的表現により、第3者による通報があった場合などに発動されます。Twitterから削除するよう警告を受けた時点で従わなかったり、複数違反するとアカウント凍結を含む、この制限が発動されるとみられます。
この制限の特徴は、プログラムによる自動判定での制限ではなく、オペレータによる制限発動になるため、必ずオペレーターによる解除作業が必要な点です。これまで説明した手順や、一定時間Tweetしないなどの対策では一切効果がありません。
まず、Twitterヘルプセンターを経由して異議申請を行い、解除してもらうことが必要と考えられます(数日~数カ月掛かる場合がある)。

この件については、以下のサイトで実際に解除された方の情報が公開されていますので参照ください。感謝いたします。


6.最終結論

上記のランキングに基づく、SearchBanの対応・解除が行われているとすれば、大事なポイントは以下になります。

  1. ルール違反(繰り返し同じURLを記載)をしてしまうたびに、ランキングは落ちていく(ただし本人にはわからない)

  2. 一定のランキングまで下がってしまうと、SuggestionBanが適用され、さらに下がるとSearchBan適用、これが最後まで進むと、アカウント凍結になる(推測)

  3. URLなしの「無害な」Tweetを続けることで、ランキングは上昇する

  4. 「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」がオンになっていると解除はされない(または時間が掛かる)

  5. 過去ツイートにセンシティブと判定されたものがあると、同様に解除されない(または時間が掛かる)

したがってBanされてしまった場合の復旧推奨策は、

1.「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフにする
2.可能な範囲で、過去のセンシティブ判定されたツイートを削除する
3.無害な画像ファイルを添付したツイートを数回行って、SearchBanを解除させる

ということですね。

7.もう一つの最終結論

嫌なことを書きますが、しばらくツイートを我慢して、やっとSearchBanが解除されたとしましょう。
でも、いつまた制限されるか分かりません。私が試験した結果では、解除後、2回ツイートしたら制限が掛かったこともあります。

じゃあまた制限が掛かったら、また我慢するんですか?
コレでは我慢した意味はなくなってしまいます。先に説明したように、検索で「見つけにくくなる」だけで、GoogleやYahooでは検索できるのなら、そのまま使い続ける選択が賢明だと考えます。
私はTwitterの検索に頼らず、別途ブログやYoutubeなどの他のメディアを使って、自分のアカウントを見つかりやすくする方法が現実的で、正しいように思います。Twitter(X)の仕様変更が頻繁に行われ、不安定な動作を繰り返している状況ではなおさらです。
ただし、最終的に判断されるのは、あくまでユーザ自身です。

8.さらにもう一つの最終結論

ここまで見てきた結果、軽度なSerachBan(ランキングの低下がそれほど大きくない)場合には、健全なツイートを繰り返し行うことにより、ランキングが上昇して解除される、という動作はほぼ間違いないと考えられます。

ただ大きな問題は、非常に深くランキング低下をしてしまっている場合には、どれだけ健全なツイートを行えば解除されるのか、全く分からない点にあります。

もしかしたら今日・明日にも解除されるかもしれない一方で、1カ月、あるいは、1年掛かるのかもしれません。

SerachBanと付き合いながら、長時間掛けて改善を試みるのは有効な方法の一つですが、一刻も早く解除したいのであれば、そんな悠長な方法は選択できないかもしれません。

その場合、アカウントを捨てて、新しいアカウントで再出発することも選択肢となります。フォロワーはゼロからの出発になるなど、失うものも大きい反面、すべての制限が無いところから始められます。
時間は貴重です。これを無駄にしないという視点では、メリットは小さくありません。

いずれにしても、このきわめて重い判断をするべきかどうかは、ユーザ自身の判断になります。

9.最後に

結局この問題の唯一の解決策は、一言で言うと、将来にわたってずっと「健全なビギナーユーザのように振る舞う」ということかもしれません。
これは一見ばかげているように見えて、真理を突いている可能性があると信じています。残念ながら、これは私たちの理想とは程遠いものかもしれません。
最後の最後に、もう一度、最初に書いたポイントをまとめます。

<誰でもわかるシャドウバン予防策>
シャドウバンは、スパム業者排除が目的
スパム業者的なツイートをすればマークされる
複数回URLツイート、連投、センシティブ、etc.

ならスパム業者がしないことをすればいいはず
URLは1回、適切な間隔、非センシティブ、etc.
適切なリプライは有効、しばらく放置は効果少ない


<シャドウバン対応で大事なこと>
長期間変化が無ければ、必ず異議申し立てすることが大事

シャドウバン処理(機械)が正しく機能すると信じるのは大きな間違い、期待通りに対処してくれる可能性はまず無い
異議申し立てし、オペレーター(人間)に対応を求めるのが鉄則
 
<復旧のために必要な絶対条件>
設定の「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」は重要なポイント、必ずオフにする
過去ツイートにて、センシティブなものは可能な限り削除する
アカウント自体がセンシティブ指定されてしまっている場合には、異議申し立てをして解除することが必須

以上、長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
やや話が散漫になりましたが、参考になりましたら幸いです。

10.追記(2023/8/26)

この記事の最終版をリリースしたのち、以下の事象が発生しました。
一つのアカウントでSearchSuggestionBanになっていましたが、以前と同様の手順で解除を試みたものの、何度繰り返しても解除できませんでした。試したのは以前と同じ以下の内容です。

  1. センシティブな投稿を含む過去ツイートの削除(今回は3か月前まで)

  2. 無害な投稿の繰り返し

  3. センシティブ設定などの再確認

この状況から判断すると、ランキング付けによるSearchBanの発行とは別に何らかの条件があって、それが影響して解除できないと考えることができます。
また、シャドウバンがやっと解除された、というツイートを検索してみると、

  • 1か月たってやっと解除された

  • 2か月待ってやっと解除された

というツイートが複数見つかります。この点も考慮すると、ペナルティを受けたタイミングで、30日や60日のタイマーがセットされた、という可能性もあり得ます。

推測の領域を出ませんが、ペナルティ発動時に30/60日間などのタイマー設定があって、それまではどんなに頑張っても復旧することは無い、という仮説が成り立ちます。もしそうなら、それを短縮する方法がない以上、シャドウバンを甘んじて受け入れながら、その期間が終わるのを待つしかないということでしょう。
もちろん、タイマーが発動しない場合には、ランキングのみでの発動・解除と考えるのが自然ですので、健全な運用で解除できる可能性があると思います。ただし、タイマーが発動しているのかどうかは分かりませんので、いつ解消できるのかは見通せません。

さらに厄介な問題ですが、それならいっそアカウントを捨てて新規アカウントに乗り換えよう、という選択肢に期待したくなりますが、残念ながら今年3月ごろから、新規アカウントはほぼ最初からシャドウバン状態となるルールになっており、結局、その解除にも相当の日数が掛かってしまいます。これでは乗り換えるメリットが激減します。

これらを整理すると、最も妥当な対応としては、二つくらいしか残りません。

(現状受け入れ策)
『シャドウバンが悪化しないよう、健全なツイートに留意しながら利用し、いつ終わるか分からないシャドウバンの制限期間が終了するのを待つ』

(新規アカウントに賭ける策)
『新規アカウントを作成し、健全なツイートを行いながらシャドウバンの制限解除を待つ。もし旧アカウントが早く解除されたら、そちをメインとして再利用する』


後者の方がアカウントが2つになる分、解除される可能性は高くなりそうですが、実際にはアカウントの移行は様々な影響があり簡単ではありません。
本当にそれくらいしかないのか、もう少し調査を進めて、改めてご報告します。
(追記ここまで)

11.再追記(2023/8/27)

解除できないSearchBanについて、自粛は諦めて、シャドウバンとともに生きていこうと決めたところ、突然解除されました!!
いくつかInstagramをシェアしたり、削除したりしましたが、思い当たるのは、X Premium(旧Twitter Blue)の再認証です。
ネットで再認証したら解除された、という情報を見たので、ダメ元でプロフィールをわざと変更して再認証を受けました。まだ再認証されていませんが、140文字制限解除と、ツイートの再編集が復活したのを確認したので、裏で並行して作業が進んでいると見られます。
この再認証により解除されるということなら、認証済みユーザ限定ですが、試す価値はあると思います!!!
また再度制限が掛かったら、まずこの再認証から試すようにし、何か分かればご報告します。
(追記ここまで)

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