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歴史総合 語句リスト(近代化)

はじめに

 新年になり、入試が近づきつつありますね。
 今年から新課程入試となり、大学入学共通テストでも歴史総合が出題されます。おそらく試作問題で出題されていないトピック中心となると考えられるので、時事も考えると「人々の政治参加とメディア」、「地域紛争と平和維持の試み」というテーマかなと勝手に予想しています(当たっていたらうれしいなと)。

 今回の記事では、歴史総合の複数の教科書に載っている語句をリストアップし、キーとなる概念語句を一部加えて整理してみました。全教科書を比較したわけではありませんが、詳しい教科書とシンプルな教科書を比べたので、ある程度重要なポイントはおさえられたと思います。

アジア諸地域の繁栄と日本

・アジアの帝国(オスマン帝国、ムガル帝国、明・清、朝貢・冊封)
・近世日本の社会経済(江戸幕府、鎖国体制下の対外関係、三都)
・ヨーロッパ人の海外進出(東インド会社、三角貿易、植民地、奴隷制プランテーション、綿織物、茶)

近代化とわたしたち

・産業革命(蒸気機関、世界の工場、資本主義(資本家と労働者)、社会主義)
・アジアの開港(三角貿易、アヘン戦争、南京条約、不平等条約、ペリー来航、日米和親条約、日露和親条約、日米修好通商条約、横浜開港、尊王攘夷運動、薩摩藩と長州藩)

・アメリカ独立革命(市民革命、ワシントン、独立宣言、合衆国憲法、共和政、三権分立)
・フランス革命(人権宣言、国民国家)
・19世紀欧米史(プロイセン、南北戦争)
・交通・通信の発達(スエズ運河、電信)
・明治維新(学制、岩倉使節団、樺太・千島交換条約)
・立憲体制の成立(自由民権運動、板垣退助、民撰議院設立の建白書、伊藤博文、内閣制度、大日本帝国憲法、貴族院と衆議院、制限選挙)

・帝国主義(第2次産業革命、重化学工業、プランテーション、モノカルチャー経済)
・日清戦争(日清戦争、下関条約、台湾、澎湖諸島、遼東半島、日清戦争賠償金、三国干渉、紡績業、製糸業)
・日露戦争(義和団、義和団戦争、満洲占領、日英同盟協約、日露戦争、日本海海戦、ポーツマス条約、旅順・大連租借権、長春以南の鉄道利権、北緯50度以南の樺太、日比谷焼打ち事件、日本人移民排斥運動)
・朝鮮半島の植民地化(統監府、伊藤博文暗殺事件、韓国併合条約、韓国併合、朝鮮総督府)
・辛亥革命(中国同盟会、孫文、三民主義、辛亥革命、中華民国建国、袁世凱、宣統帝(溥儀))

おわりに

 いかがだったでしょうか。世界史系の語句が多かったですかね。各予備校の模試では私大も視野に入れて、難しい語句も出題する傾向がありますが、共通テストだけを考えるならば、中学校までの歴史学習の知識+αで十分対応できると予想しています。

 語句を覚えている多さより、近代の世界や日本の歴史の展開や重要な出来事や概念についてより深く理解しているかが重要です。世界史の教科書にも日本に関する記述、日本史の教科書にも世界の歴史に関する記述が書かれています。そうした記述を読み飛ばさずに、きちんと読み込み、世界や日本の動きを関連付けて理解しましょう。

 次回は大衆化について取り上げます。参考になれれば幸いです。


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