40代の使命なんじゃないか。こどもたちに伝えていきたい「大切なこと」。アメリカで感じた日本。 vol.1

高校生まで、わたしは「マネをする」ということが嫌いだった。
大人になっても、この「マネをする」ということに、わたしは
ものすごくトラウマがあるようで、「抵抗を感じるもの」になっていた。

人が、成長するとき。
人が、何かを「学ぶ」とき。

この「マネる」というステップは非常に大事。

大事だし、必要なこと。
そう、
こころの底から実感するに至ったのは、
恥ずかしながら、
わたしが40代になってからだけれど。

そんな歳になるまで、
わたしは「抵抗」を抱えていました。
それくらい、
「マネる」のは「イヤなこと」と自動的に結びついているものでした。

トラウマの話は、また別で書くとして。

タイトルに書いたこと。
こどもたちに伝えたい「大切なこと」の話を
この記事では書いていく。

その大切なことにまつわる「大事な感覚」を
わたしが「強烈に感じた」のは、
これまたアメリカに行った時。
だからわたしが18歳から21歳までの頃の話。

それまで「そういう感覚」は、
感じたことがなかったし、
もちろん考えたこともなかった。

そういう感覚、って何かというと

「国を愛するチカラ」

のこと。

そもそも当時は
わたしに「こども」なんていないし。
なんなら、わたしは「実家から逃げたい」つまり
アメリカに逃げたわけで。
「日本から離れたい」という気持ちだった。

日本人として、
などという
壮大なことを考えたこともない。

なんなら、「アメリカが、自分には合う」と
期待して、そういう意味で「希望」を感じて
アメリカに行ったのだ。

日本人として。
日本という国に対して「愛する気持ち」など
全然、感じていなかった。

それが、当時のわたし。

愛国心。

アメリカに行って、
その「凄み」に、度肝を抜かれた。
その圧倒的「空気感」は、凄かった。

当時、わたしはテレビをよく観ていたのだけど。
憶えているかぎりで3チャンネル。3つも、
「アメリカの歴史」や「アメリカって、こんなにすごい」って
ことを延々と繰り返し流しているチャンネルがあり。

「すごいな、この国」

と思った。

「アメリカってすごいんだぞ!!」
「私たちが、最高で最強!」

そんな内容が流れている。
本気でそう思っている。そう感じている
ニュースキャスターやナレーションが、
意気揚々と、そんな内容を伝えている。

アメリカ人としての「誇り」や「自信」を、
人々に喚起させるというか、伝えるというか。

国レベルで、
そういうことが当たり前に行われていることに
わたしは、ものすごく、ビックリした。

ちょっと、引くくらい。
ものすごいショックだった
あまりの日本との「違い」に。

わたしは歴史に全く興味関心がなかった。
そんなわたしでも「日本がアメリカに戦争で負けた」
ことくらいは、知っている。

これほどまでか、と。

ものすごく「リアル」だったのだ。
敗戦国である日本人のわたしが
勝戦国であるアメリカに居ること。

その「現実」を
目の当たりにしたというか。

アメリカに行って、最初。
一時期、わたしは、
勝手に「肩身の狭い思い」を感じている時があった。

その「違い」に
自分の心が、細胞レベルで「追いついてない」
のだ。

とんでもないところに、
わたしは来てしまった。

というような気持ちも、あった。

そして、こう思った。

ああ、
こういう番組を毎日、毎年。
ずーーーーっと観ていたら
そりゃ、「愛国心」持つわ。

と。

自分の国に対して「誇り」を持つし。
自分にも「自信」つくわ。

と。
感心させられた。
怖くもあった。

アメリカ人が、堂々と「自分の主張をすること」も。
アメリカ人の「自己肯定感の高さ」も
納得できた。

日本人のソレとは、「全然違う」と感じた。
肌身で、そう感じた。

だけど、
その「違い」で言うと、

わたしは
アメリカ文化にどっぷり浸かったおかげで
自分の「日本人としての『深さ』『感じる繊細さ』」
を体感することができた
し、
アメリカ人(その他外国人)との「大きな違い」だと知ることができた。

そこに対して
揺るぎない「誇り」のようなものを感じられた。

とても「大切なもの」を持って生まれた。
たまたまだけど、
今世で「日本人として生まれる」経験をしている。

なのに。

なぜ、わたしたちはこんなにも
「日本人としての誇り」を持って生きること
できなくしてしまったのか。

そういう「自信」のようなものが、
わたしたち日本人には、「ない」のか。

今は、分かるけれど。
当時は、ものすごく「不思議なこと」だった。

そんな「大事なこと」を
25年前に既に「感じていた」のに。


わたしは、本当に、
色んな「大切なことを、先延ばし」にして
生きてきてしまった
ので。

最近は、
本当に真剣に感じ、考えている。

今更だけれど、
もう先延ばしにしてはいけない
「とても大切なこと」として、
こうして書いています。

大事なことだから。

この先、
わたしたちが「日本人として」生き続けていくこと。

こどもたちが、
この先の未来も「日本人として」生きていくために
自分のことを「誇り」に感じて
強く、優しく、生きていけるように。

大人が、
くじけていては、いけないなと思う。

捨てるべきものを捨て。
本当に大切なものを、守り、繋ぐこと。

日本人だからこそ持っている
自分の内に眠る「強さ」を

わたしたちは
ちゃんと、「適切なカタチ」で
次の世代に、伝えていく必要があるんだと思っている。

受け取り方は「自由」かもしれないけど。

渡していく方は、「適切」に。
できるだけ、「真理」に近いカタチで。

そういうことを
意識の「優先順位の高い位置」に置いて
生きること。

中年世代のわたしたち
だからこそできる「生き方」を
していきたいなと。

改めて感じている次第です。








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