お母さんがこどもと「一緒にゲームする」価値と意味
わたしは普段ゲームはしません。
が、小学生の頃はテトリスやゼルダには、ハマりました。
「車の中で暗い中やったら絶対ダメ」と母親に言われていましたが、
どうしても我慢できないわたしは、
運転席の後ろで「音消し」して、隠れて毎日やり続けました。
当時、白黒のゲームボーイだったので、まんまと視力を悪くしました。
まぁ、わたしはそういう「おバカ」な人で。
我慢できなくなることがわかっているため
今は「ハマりそうなもの」には手をつけないようにしています。
「途中でやめる」ができないから。
発達特性が強い方、
そういう「気質」強くないですか?
自己理解が深まってくると、「自制」できるようになりますので。
同じようなことで「また、やっちまった」と
後悔が多い日々が続く方は
ぜひ、上手くコントロールできるようになっていただきたいと思います。
はい。
少し話はそれましたが。
ゲームについて。
もう、今はすごいですよね。
わたしはゲーム業界の事を詳しくは知りませんが
今の時代、
無料で面白いもの、ものすごく沢山ありますよね。
わたしも無料アプリでめちゃくちゃ好きになったゲームは
いくつかありますが。
大人でも、あんなに楽しめるのだから
子供が「やりたがる」「ハマる」のも当然だな、と思います。
無料で、クオリティの高いものが今は溢れています。
ただ、デジタルに浴び続けるという点や
長時間することによって「他のこと」に使う時間がなくなったり。
こどもがいるご家庭では、色々と気になる事は多いと思います。
わたしも、こどもたちと一緒に暮らしていた時
息子小4、娘中1という年齢だったので、
ゲームは普通に好きでした。
「こどもとゲーム」
というテーマで、
親として、大人として。
子供たちに対してどうしていったら良いかな、と
考えていた時期はやはりあります。
ちょうど2人とも不登校だったこともあり。
特に息子はゲームが好きで毎日していたため、
ゲムトレ代表の小幡和輝さんのオンラインセミナーを受けたり
こどもたちとも「ゲーム」というものについて
話し合う時間を設けたりしていた時期があります。
わたしとしては、
「ゲームばっかりしてちゃダメ」と
頭ごなしに言いたくなかったし。
わたし自身「小学生の頃、我慢できなくてやり続けた」
経験があったし。ゲームは純粋に「楽しかった」のです。
だから、
まずは、ゲームは「やる前提」で。
わたしだけが考えるのではなく、
「こどもと一緒に考える」ことにしました。
もちろん、まだ相手は「こども」なので
大人ほど先の見通しもつかないし。
ゲームしていること自体、ただ「楽しい」「面白い」
から、やってるだけです。
小幡さんのように、
不登校でゲームばっかりやっていたけど。
良いご縁やきっかけを生み出し、
ゲームというツールを使って会社をつくったり
お金を得ること、社会貢献することだって
「できる」人も、実際にいます。
今の時代は、色んな選択肢があるし。
この日本でいえば、それが「可能」な環境です。
ゲームは、「悪」でもないし
決して「将来のためにならない」ものでもない。
多くの親、大人にとって
ゲームによる心配事って、「依存」だったりもします。
ゲームから離れられないこと。
ゲームに「逃げる」というようなこと。
わたしも、それは「不安、心配」なことでしたが。
だけど、不安や心配するよりも
まず、こどもたちが「ゲームの何が好き」なのか
なぜ、そのゲームを選んでいるのか。
そういう「こどもの興味関心」「選択基準」
の方に、目と心を向けることにしたのです。
要は「観察」と「会話」を、
ゲームをしているこども中心に、してみるのです。
そのプロセスの一環として「一緒にゲームをする」
というのは、ものすごく「良い」です。
一緒にゲームする時間も暇もないよー!!
と言われるお母さんは、多いと思います。
そんなのは「お父さんの役割!」と思う方も
いるかもしれません。
その気持ち、その状況もよくわかります。
でも、それを踏まえた上で、
ぜひ。
「お母さん」が一緒にやってみることをオススメします。
一緒にゲームに取り組んでみると、
こどもの「個性」や「得意不得意」について
ものすごく、よく分かります。
こどものことが「わからない」
というお母さんにこそ、特に
一緒にゲーム、やってみて欲しいです。
どんなものでもいいです。
うちは、
・Apex系のゲーム
・マイクラ
・マリオ
・Among Us(推理&チーム戦のゲーム)
・人狼ゲーム
あと名前忘れましたが「ゲームのステージ自体を創作して、
そのステージで遊ぶ」みたいなクリエイティブ系のゲームなんかも。
よく一緒にやりました。
もう、すごいよくわかりますよ。
それぞれの性格、癖、コミュニケーション能力、チームでのふるまい方。
もちろん、
リアルで関わるコミュニケーションとはまた違いますが。
それでも、もし兄弟(姉妹)がいるご家庭では
実際に2人とか3人での「リアルなコミュニケーション」は、できるわけで。
うちは、大人1人こども2人の、計3人でのリアル・コミュニケーション
でしたが。
それでも、十分、2人の「他人とのコミュニケーション」について知ることができました。
ゲームって、ものすごく「使えるツール」だなと。
家庭内で、こどもの「コミュニケーション」がわかる。
すごく「有益なもの」になり得るツールだな、と。
少なくとも、我が家では
教育上、とても「良い教材」で「良いツール」になりました。
そして、
一緒にやる時間があったり。
こどもたちに「無理やりな制限」を設けなかったことで、
思う存分ゲームができる。
という環境でありながら、自分で「他に大事なこと」ができると
自然と「ゲームじゃないこと」の時間が増えていきました。
そのことも、実際やってみて「わかった」のです。
ゲームに「依存する」という状態は
「ゲーム以外」に、自分が注げるものがない・薄い。
自分を開けていないという状態でもあります。
もちろん、色んな要因があり、
家庭によって様々な状況環境があること。
ですが、
もし「こどものことがわからない」と、
こどもとの精神的距離があるご家庭の場合
「こどもの立場」になってみるという意味でも、
お子さんが「気に入っている」「ハマっている」ゲームを
一緒にやってみる、ということを一度オススメしたいです。
一緒に笑って。
一緒に、敵を倒すために、協力しあい。
一緒に、アイテム集めするのに、苦労したり。
やり方、考え方、気に食わないことで喧嘩したり。笑
焦って失敗して、こどもに怒られたり。笑
操作がうまくいかなくって、「こどもに教えられる」
という「こどもの方が上」という経験をしてみたり。
こどもが「好き」な時間を
共に過ごしてみる経験で、
得られるものはものすごく大きいです。
ものすごく「有益な、大切な時間」を過ごせると思います。
もしこどものゲームに関して
悩んでいる、不満がある。
というお母さんには、ぜひ参考にしてみて欲しい内容です。