最凶の油?「オメガ6」について
こんにちは、ヒロです。今回は油について書いていきたいと思います。たくさんの記事を見ていくと
「体に悪い油=オメガ6」
という記事を目にします。反対に
「体に良い油
=オメガ3・フィッシュオイル・DHA(ドコサヘキサエン酸)」
という記事も良く目にします。オメガ3とオメガ6は体内で作ることができない油で、人間が生きていくために必要な油です。にもかかわらず、どうしてオメガ6が嫌われて、オメガ3が体に良いのでしょうか?
1.オメガ6が体に悪い理由は?
オメガ6が体に悪い理由には様々な説がありますが、最も有力だと考えらえるのは酸化です。それにより体内の活性酸素の量が増えすぎて、肌、血管、心臓などにダメージを与えてしまいます。これらは脂質による酸化はマロンジアルデヒドの量などを使って自分の体の酸化ストレスレベルを測定することができます。
また、オメガ3も酸化してしまうと体に悪い影響が出ます。
つまり、油を摂取する際には酸化を気を配れば良いということです。
・酸化していないオメガ6は体にいい?
精製されていていないオメガ6を摂取した実験で、摂取しすぎなければ問題ない(炎症レベルに変化がない)という結果が出ています。他にも、オメガ6がたくさん含まれているナッツは、体によいというデータのほうが多いです。
このため積極的に摂取しましょうとは言えませんが、大きい問題もなさそうです。
Life and Death: Metabolic Rate, Membrane Composition, and Life Span of Animals(2006)
Effect of Dietary Linoleic Acid on Markers of Inflammation in Healthy Persons: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials(2012)
2.酸化しているオメガ6が入っている油
酸化が悪いということは分かったと思います。では酸化は何によって起こるのかというと、主に熱です。
サラダ油やキャノーラ油などの食用油は、作られる際に長時間熱にさらされるので、かなり酸化が進んでしまった油です。サラダ油等が危険だといわれている理由はこのためです。
キャノーラ油、サフラワー油、大豆油、コーン油、ひまわり油、ラー油、マヨネーズ、マーガリン、加工食品は食事から排除しましょう。外食する際にはお気を付けを。
3.オメガ6を取りすぎるとどうなるのか?
・体が炎症を起こす
・メンタルがやられ、うつ病になりやすくなる
・認知機能が下がる
・太る
・アレルギーが出る
・癌になりやすくなる
・肝硬変など肝臓の病気になりやすくなる
・糖尿病になりやすくなる
・心臓病のリスクが上がる
・腸内環境が悪化しやすくなる
これらが確認されています。炎症のヤバさは別のnoteに書いてあるので、チェックしてみてください。
4.オメガ9とは
オメガ9はオリーブオイルやゴマ油にたくさん含まれており、コレステロールを下げる効果や、体内の炎症を下げる効果が期待されています。
ただ、オメガ9は体内で作れます。このため、肉や魚を食べていれば、そこまで気を使う必要もないと考えられます。
5.オメガ3を摂取するときに知っておきたいこと
・摂取の割合
大事なのは、オメガ3とオメガ6の摂取量の割合です。日本人はオメガ6のほうを圧倒的に(約5倍)摂取しているので、オメガ6を減らして、オメガ3を増やす必要があります。
つまり、オメガ6を減らさないでオメガ3をたくさん摂取しても意味がないということです。
・オメガ3サプリメントの酸化
別のnoteにも書きましたが、オメガ3のサプリメントは酸化している可能性があります。このため、魚から摂取するのが良いです。
5.オメガ3が豊富な食材のベストな調理法
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?