
うちのこのこと。その2《うちの子になってから》
うちの猫がうちの子になって5年が経ったのを機に、うちの子のことを書いています。
2019年10月のはじめに、予定していたより早く、うちの子にすることになりました。
その頃、忙しかったので、留守にしがちだったし、家に慣れるまで、という理由と、ノミダニの薬をつけていたので、虫退治をするまではケージから出さずにいました。
ケージ期間はホントに大変でした。
警戒心が強い子だから、閉じ込められた事がよほど怖かったんでしょうね。
ゴリラのようにケージの柵に捕まって、出せ出せと泣いたり、
顔がすりむけて血が出るまで柵に顔を突っ込んだり、
ついには、信じられないけどケージの天井を力づくで押し開いて、外に脱出もしたのです。(室内ですが)
ケージごと移動してる時もありました。笑(二階建ての結構大きなケージです)
家の中に入れたのは間違いだったんじゃないか、かわいそうなことをしてるんじゃないかと、私も毎日泣いてました。
その一方で、なんて意思の強い子だ、意思が強くて力が強くて、想像の枠を超えた発想力と意思を貫く行動力がある!
と感心する親バカになっていました。
この頃のことは、今だから笑えるけど、当時は笑えないようなことがいっぱいありました。
私は子育ての経験がないけど、育児ノイローゼになるお母さんの気持ちがわかるような気になるくらい。(人間の子育てはそんなもんじゃないだろうし猫の事と一緒にしたらいけないと思うけど)
ケージから出してからも色々やってくれました。


ものすごいジャンプ力!
身体能力がすごい!
と私は思ってましたが。
家を破壊されるー!と思うくらいでした。
部屋の中で自由に動ける範囲を少しずつ広げていって、今はほとんどの部屋を自由に使ってますが、
私たちが食事するテーブルにも、キッチンの作業台にも乗らないし、
私たちが食べるものを欲しがったりもしません。
留守中は危ないので台所や観葉植物を置いてる場所には入れないようにしてます。
ちなみに、うちはお米を作って販売してますが、お米を袋に分けたり、箱詰めしたりという、お米を扱う場所には、猫は入れないようになっています。
お米を扱う時は、私は手はもちろん、顔も洗って、割烹着と頭巾をかぶって作業しています。
前回、愛情を注げば顔が変わる
と書いたのですが、ほんとにそうです。
コメントのお返事にも書きましたが、動物も人間も、触れられたいし愛されたいんですよね。
怖い顔をしてるとしたら、それは本当の顔ではないのだと思います。

怖くて孤独だった
お外時代


お外が恋しくなったり

羨ましくなったり
おうちの中でお外に出られない生活をさせて
うちの子になって本当に良かったのかという思いが、長い間残ったままでしたが
うちの子は、
とてもとても怖がりで
とてもとても寂しがり屋さん。
抱っこはあまり好きじゃないし(でも時々は喜びます)
お膝には乗ってこない(膝の上が不安定でどう乗っていいのかわからないらしい。クッション敷いたら最初は乗ってたけど今は乗りません)
それでも夜は一緒に寝てくれます。
留守番で置いていかれるのは大嫌い
いつでも見てて欲しい
そんな甘えたさんのうちの子は
外にいたらどうやって生きて行ったのだろうと思うと
うちの子にして良かったと、私たちは勝手に思うようになりました。
それに、
2019年の7月に一週間の旅行から帰ってきてから、
我が家は二人での旅行をしていません。
1日も外泊をしていません。
猫は一泊や二泊、留守番させても大丈夫と、猫飼いの人からよく言われますが、この子はダメだと思う。
やむをえず外泊しないといけないこともあるかもしれないから、その準備はしないといけないだろうけど。(その時は見てあげると言ってくれる友だちはいるけど、本当にそれができるかの準備もしないと、と思います)
旅行したくなる時はあるけど、留守番させて楽しめる自信もないから、それなら2人で行かなくてもいいかと思うし、
猫との暮らしがはじまり、コロナ禍があり、
その直前に久しぶりの旅行もしたし、タイミング的にも良かった、というか、すべて完璧に用意されてたんじゃないか
と思うくらいです。
うちの子になるために現れてくれたんだな
と思うことが他にもあります。
きっと魂の約束をして家族になったのだと思っています。

ありがとう

チャームポイントの鍵しっぽ。
鍵しっぽは幸運をひっかけてくる
と言われてます。

皆さまにも幸運がやってきますように。