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寄居町貧乏移住体験記 #22

2024.10.22(火)

 今、寄居に行くまでの仕事を探している。流れが来ているなと思う。

 精神疾患のこともあり、これまで仕事が長続きしなかった私は、書類選考で落とされることも少なくない。だから面接のお知らせを受け取るだけで、まるで内定をいただいたように飛んで喜んでいた。こんな私が、明日からの3日間で4件の面接と1件の職場見学に行く。こんなこと今までなかった。就活生になった気分だ。
 どうか私に合った仕事が決まりますように。天に向かい手を合わせる。

 最後の面接を終えたら、スーツをクリーニングに出してその足で寄居へ行く。月に1回開催されるおいしい魚と酒の会に初めて参加するため。夜遅くなりそうなので宿を取った。

 前回泊まったゲストハウスは満室だったので、老舗のビジネスホテルにした(寄居にはその2軒しか宿がない)。ホテルが古すぎて、私の予約した禁煙室はトイレが共同。その翌週にも同じ宿に泊まるのだけど、予約の電話で「その日は畳部屋ですけどいいですか?」と言われた。電話で予約する、畳部屋のビジネスホテル…。時代からあえて距離を置いているのか、置いてきぼりになっているのか。電話をしている時、宿帳?の紙をめくる音が聞こえた。

 まちおこしに取り組んでいる地方のあちこちがそうなんだろうけれど、寄居も変わろうとしているのを感じる。近郊の町も含め、おしゃれなお店が結構多い。人を呼び込むために、まちを感じたり、散策したりしてもらうイベントが頻繁に開催されている。先日までは「よりい里山文化祭」という大型イベントが開催されていた。Instagramを見ていると、結構地元の人もイベントを楽しんでいた。来月は11月2、3日に秋祭り、翌週には産業文化祭、24日には「仮染街@よりい」というコスプレイベント。イベントが目白押し。寄居の人々は、寄居という街を愛しているんだなあ、と思う。そんな寄居という街も人々も大好きだ。

 そして寄居ではみかん狩りのシーズンが幕を開けた。12月中旬頃まで楽しめるとのこと。

 来月は寄居で秋祭りと産業文化祭、ツーリングイベント(私はバイクを持ってないし乗れないのに誘っていただいた)、不登校のお子さんをもつお母さん方とのランチ会に参加する。ぜひみかん狩りにも行きたい。誰か一緒に行ってくれないかなー。そんな友達が寄居にほしいな。

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