就活という異文化交流
今振り返ると就活は驚きの連続だった。自分が想定していた面接とは想定が全く違う。まず、当然のように履歴書をほぼ読んできてないことが多かった。あなたの名前は?あなたの大学は?高校の偏差値も聞かれた。なんでそんなこと聞くのという、未知との遭遇。ストレンジャーシングスだ。高校の偏差値くらいWWW(world wide web)で調べてくれ。オンライン面接できるくらいパソコン使えるのだから。
就活というのは異文化交流である。偏見当然。白人のもつアジア人への偏ったイメージのような。「ティファニーで朝食を」でのユニオシみたいな。
これから先、学生の人は面接を受けていくだろうが、面接なんていかに矛盾の無い嘘をつけるかということを頭の片隅に置いておいたほうがいい。ポテンシャル採用というカスみたいな概念のもとやっている。雰囲気で決めている。おかげで失業率が低い。
面接では向こうは全く準備しないことのほうが多いと思う。日本の採用はそういうものだ。異文化交流と割り切って向かうほうがいいと思う。普通の面接官もいれば、ぶっとんだ面接官もいる。特にベンチャー系は度肝を抜かれるような人ばかりだった。面接の前に意識高い記事(内容のない)を読んで感想を書くように促す人。ルー大柴ばりに外来語を使うやつ(今日のアジェンダ、次のネクストアクションはインビューにしますかetc)隙あらば自分語りする人や、自分の担当なのに他の人間に任せて後から来たり。面接ともいえない面接のほうが多かった。そんな会社の研修内容が寿司打ちだったことを知り、入らなくてよかったと思う。音信普通なんて当たり前。一生連絡がかえって来ないこともある。揺れる車内から会社説明。ナビの「右へ曲がります」という音声が聞こえてくる。コメディならアカデミー脚本賞とれるシチュエーション。The Officeか。
就活は大喜利でありM1グランプリであるというのは以前このnoteでも書いた
そして異文化交流でもあると。こういう風に割り切らないと就活はバカバカしくて乗り切れない。就活において面接は最も科学的に妥当性が低いのだから。徹子の部屋に呼ばれたと思っていればいい。徹子の部屋と違うのは向こうはあまり下調べをしていない、ということ。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2019/03/post-11880.php
カスみたいに適当な理由をつけて面接官におべっかかきたくない。そんな人の方が大多数だと思う。もし、やりたいことがなければ就活なんてやめて旅に出ればいいし、内定貰って違和感を感じたら蹴って世界を旅すればいいと思う。