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『SteamWorld Dig 2』はメトロイドヴァニア×マイクラの洞窟探検

※この記事は結構前に素体を書いたものを元にしています。

 どうも。eショップ終了間際にWii Uと3DSでゲームを買いまくってしまい、積みゲーの数がいよいよ分からなくなった者です。
 最近はちまちま積みゲーを崩しているのですが、以前にSteamで無料配布されていた『SteamWorld Dig 2』を遊んでクリアしました。プレイ時間は8時間ほど。インディータイトルなのでめちゃめちゃ長くはないですが、むしろ私にはちょうど良かったです。私は昔から「ゲームのボリュームなんて10時間程度でいい」と思ってますからね。

 で、この作品の魅力を一言で例えるなら、「メトロイドヴァニア」と「Minecraftの洞窟探検」を組み合わせたようなゲームです。
 私はどちらも大好きだったので、こんなゲームハマらないわけがありません。気づけば一気にクリアまでプレイしてしまいました。一つのタイトルにここまでのめり込むことができたのは久しぶりな気がします。

スチームパンクな世界観

 そんな今作はスチームパンクな世界観を舞台としたゲームを制作するImage & Form Gamesの代表作。Steam版は日本語化されていませんが、Nintendo Switch版はフライハイワークスによってローカライズされています。今から遊ぶならそちらで購入するのがおすすめ。
 タイトルの通り前作がありまして、失踪した前作主人公を追うルーシーが今作の主人公です。私は前作を遊んでいないですが、何の問題もなく遊べました。

 ゲーム中のサイクルはかなりシンプルです。
 とにかく下へ下へ掘り進め、鉱物を掘り当てたり、敵を倒したりしながら深くまで進んでいきます。で、しばらくするとランタンが切れて辺りが真っ暗になるか、持ち物がいっぱいになってしまうので、拠点に引き返す必要が生まれます。拠点では鉱石を売ってお金にし、自身の装備を強化します。それが済んだらまた地下へ潜る。基本的にはこの繰り返しです。
 掘って、戻って、また掘って、また戻って……
 他のゲームで例えるなら、メトロイドヴァニアにマイクラのブランチマイニングや洞窟探検の要素を足したようなプレイ感をしています。


とにかくほりほり。掘る際は戻る時のルートも考えておく必要があります。

 こうして聞くと、なんか単調でつまらなさそうに思えるかもしれませんが、全然そんなことないです。今作、いい意味で「作業ゲー」かつ「探索ゲー」なんです。
 ちょっと想像してもらいたいんですが、マイクラの洞窟探検って楽しくないですか? 松明を使って暗闇を照らし、モンスターを倒しながら少しずつ制覇していくあの感覚。今作でも洞窟を掘って道を切り開いていくのですが、同じような充実感を味わうことができます。
 加えて、時には廃坑やらダンジョンやらを見つけてワクワクするあの感じも再現されています。今作は掘り進めていくと地下神殿やらダンジョンやらいろいろ掘り当てることがあって、見つけた時の興奮がマイクラのそれとすごく似ているんですね。中には様々な敵やギミックがありますが、お宝や新しい能力を獲得できるので、積極的に探索したくなります。

新しいダンジョンが見つかるとテンション上がるよね

 そして、メトロイドヴァニア要素も魅力の一つ。主人公は鉱石を売ることでお金を入手し、そのお金で様々な装備を強化できます。例えば、ランタンの火が灯る時間を長くしたり、一度に持てるアイテムの数を増やしたりすることで、より長く洞窟にいられるようになります。また、ダンジョン内で入手できる金色の歯車(Cog)を使えば、新たなスキルを獲得することも。探索すればするほど、採掘が楽になっていくわけです。

Cogは自由につけ外しができるので、自分のお好みに合わせてカスタマイズできます

 また、道中では主人公が新能力を獲得して、今まで壊せなかったブロックを壊せたり、新しいアクションを覚えたりします。そうするとさらに行動範囲が広がっていくのです。
 最初は地道に掘り進めていくしかなかった地形も、フックショットやジェットパックを入手することで、いつしか縦横無尽に駆け回れるようになります。プレイヤーがどんどん強くなっていき、無双していく気持ちよさはしっかり味わえます。

最初は掘ってきた道を戻るのも一苦労でしたが、ジェットパックを入手すればひとっ飛び!

 今作の魅力をまとめると、

  • マイクラの洞窟探検のように、自分の手で掘り進めて制覇していく感覚が楽しい!

  • メトロイドヴァニアのように、自分をどんどん強化しながら地下の全貌を明らかにしていくのが面白い!

こんな感じですね。
 で、結局何が言いたいかというと……「マイクラの洞窟探検×メトロイドヴァニア=最高!」ってこと。
 この二つのどちらかが好きなら、ぜひ一度はプレイしてほしい名作です。


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