栗城 紡

そのとき思ったことを、そのときに文章へ。 本、映像、ゲームなど。

栗城 紡

そのとき思ったことを、そのときに文章へ。 本、映像、ゲームなど。

マガジン

  • ゲームの話

  • 思考の話

  • 読書の話

  • ドラマの話

    アマプラやネトフリで見たドラマの話をするよ

  • 脚本の話

    脚本について思ったことを書きます

最近の記事

  • 固定された記事

オタクが学ぶミニマリスト的思考

 ここだけの話、私はかわいいキャラクターが大好きです。  いや、男なんですけどね、どういうわけかハマっちゃいまして。特に大学生になってからは、かわいいグッズを集めるのに熱中したものです。スヌーピーとかモルカーとかちいかわとか、良さげなグッズを見つけると、あまり深く考えずにポチっていた記憶があります。  そうは言っても、私の部屋は正直そんなに広くありません。深く考えずにあれこれ買っていると、当然ながら物が溜まっていきます。あれも欲しいこれも欲しい……そんな場当たり的な買い方をし

    • 2014年の書籍で人間とAIの関係性について既に結論を出していたピーター・ティール氏は、やはり本物の天才なのだろう。

      • 将来的に、AIが日常の何かを代替する革命があるとすれば、それは他者とのコミュニケーションではないか。 自身の考えが正確に伝わらないせいで、どれだけ世界中でトラブルが発生していることやら。 他人との意思疎通という、この世で最も面倒な作業から解放してもらえるなら個人的にはありがたい。

        • 時代を超える古典を読めば「わかりやすい文章」と「引き込まれる文章」は両立できると分かる とはいえ、最初から両方を目指そうとすると頓挫しやすい なので最初はわかりやすさを重視して、美しさに関しては後から考えていけばいい、というのが私の所感

        • 固定された記事

        オタクが学ぶミニマリスト的思考

        • 2014年の書籍で人間とAIの関係性について既に結論を出していたピーター・ティール氏は、やはり本物の天才なのだろう。

        • 将来的に、AIが日常の何かを代替する革命があるとすれば、それは他者とのコミュニケーションではないか。 自身の考えが正確に伝わらないせいで、どれだけ世界中でトラブルが発生していることやら。 他人との意思疎通という、この世で最も面倒な作業から解放してもらえるなら個人的にはありがたい。

        • 時代を超える古典を読めば「わかりやすい文章」と「引き込まれる文章」は両立できると分かる とはいえ、最初から両方を目指そうとすると頓挫しやすい なので最初はわかりやすさを重視して、美しさに関しては後から考えていけばいい、というのが私の所感

        マガジン

        • ゲームの話
          23本
        • 読書の話
          16本
        • 思考の話
          19本
        • ドラマの話
          1本
        • 脚本の話
          2本
        • アニメの話
          7本

        記事

          ベッドとトリィを好きになる『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』

          『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』 もうプレイしましたか? 私はつい最近クリアしましたが、いやー楽しかったですよ! 懐かしくも新しい、次世代の2Dゼルダを遊べて大満足でした。 よく「伝統と革新」なんて言われますが、今作はそのどちらも満たしている優等生と言えるんじゃないでしょうか。 中でも印象に残っていることを表すなら……もうお分かりですね? ベッド最高! トリィかわいい! 今作では、静物や敵などあらゆる物を呼び出して謎を解くという、今までのゼルダシリーズとは異なるゲーム

          ベッドとトリィを好きになる『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』

          電子書籍派の微妙な居心地の悪さ、あるいは四次元ポケットの感覚について

          noteや新聞記事を読んでいると、「今は電子書籍もあるけど、私は紙派!」みたいな内容の文章を見かけます。 ……というか、冗談抜きで週に一度は読んでいる気がする。 軽く思い出しただけでもこんなに! まあ、基本的には私も同意です。なんたって紙の手触りはいい。インクの匂いは落ち着く。 その一方で、こういう文章の裏側に、「本が好きなら紙で読むよね?」というじんわりした圧力を感じてしまうのは自分だけでしょうか。 頭では分かっていますよ。 この手の文を書いている人たちにそんなつもり

          電子書籍派の微妙な居心地の悪さ、あるいは四次元ポケットの感覚について

          「ご都合主義」の真反対にあるものってなんなの?

          作家が言われたくない言葉ナンバーワン(自分調べ)は「よく分からなかった」ですが、その次くらいに嫌なのが「ご都合主義」です。 何が嫌って、ご都合主義なんて当たり前なんですよ。それを言い出したら、「全ての娯楽は作者のご都合だろ!!」と叫びたくもなる。 それは要するに、ご都合主義の存在自体が問題なのではなく、「読者にその存在を“感じさせる”」ことが問題だとも言えます。 では、どうすればご都合主義に見えちゃう問題を回避できるのか? それを考える場合、そもそも「ご都合主義の逆って

          「ご都合主義」の真反対にあるものってなんなの?

          「センスのいい過激さ」が切り開いた新境地『地面師たち』

          金!暴力!女!SEX! サブスクリプションサービスで展開される作品は、往々にして過激な表現を好む。 理解できなくはない。 これがテレビとなると、規制に次ぐ規制に次ぐ規制に次ぐ規制だらけだ。 「誰でも見られる」と言うと聞こえはいいが、裏を返せば「誰からも見られる」ということ。簡単に意見を発信できる現代では、それが足枷になっているのが実情だ。 厳しい規制に苦い思いをした製作者たちからしたら、サブスクリプションサービスの表現の寛容さは垂涎ものだろう。 とはいえ、当たり前の

          「センスのいい過激さ」が切り開いた新境地『地面師たち』

          あなたはそのままできれいな色『きみの色』

          『きみの色』を観賞しました。 山田尚子監督作品を観るのはは初めて。 山田尚子さんと言えば『けいおん!』が代表作なので、「かわいい女の子を描かせたら右に出る人はいない存在」という印象を持っていました。 実際に視聴してみると、なるほど納得。 柔らかく温かみのあるアニメーションが、一人一人の細やかな動きを丁寧に描き出しているんですよ。ただ彼ら彼女らの動きを見ているだけでも、自然とキャラクターに愛着を持ってしまうので、こりゃなかなかすごいぞと。 これ、実写でもできなくはないけど

          あなたはそのままできれいな色『きみの色』

          誰もが「ほんの少しの良心」を抱えて生きている

          おそらくほとんどの人は「悪」を忌み嫌っていると思いますが、その一方で「偽善」は同じかそれ以上に嫌われる傾向があります。 某24時間やってるテレビ番組とかが分かりやすい例ですが。 どうも多くの人は「善」でありたいと思いつつ、あからさますぎる(または胡散臭い)善にアレルギーがある。 なんでだろうなあと考えてみるのですが、おそらく「人間がそこまで高潔な存在でないと知っている(あるいは自覚している)から」ではないかと。 要するに、あまりにも崇高すぎる善は、理想的すぎるというか、

          誰もが「ほんの少しの良心」を抱えて生きている

          読書好きなので、YouTubeのほんタメには常々お世話になっている。 あのお二方がすごいのは、全て紙の本で読んでいること。紙の良さはわかっているけど、どうしても習慣化できなかった。電子書籍の便利さに慣れてしまったから、もう元には戻れないだろうな。

          読書好きなので、YouTubeのほんタメには常々お世話になっている。 あのお二方がすごいのは、全て紙の本で読んでいること。紙の良さはわかっているけど、どうしても習慣化できなかった。電子書籍の便利さに慣れてしまったから、もう元には戻れないだろうな。

          思うに、脚本とは納豆を包む藁苞のようなものである。 道中は複雑に枝分かれしなければならないし、最初と最後は一点に収束していなければならない。

          思うに、脚本とは納豆を包む藁苞のようなものである。 道中は複雑に枝分かれしなければならないし、最初と最後は一点に収束していなければならない。

          本当は、もっと汚い文章を書いていたい

          noteに何かを投稿している人なら、自分の書いた文章を読み返すことはよくあると思います。 かくいう私もその一人。たまに読み返しては「お、いい文章書けてんじゃん」とか「うーん、肥やしにもなれない出来だな!」とか批評していろいろ懐かしむわけです。 投稿した直後としばらく経ってからでは、同じ文章でも違った感触がありますよね。時間が我々に客観性を与えてくれるのでしょうか。 皆さんは自分のnoteを読み返した時、どんなことを思いますか? 私がよく思うのは、「なんか……小綺麗な文章

          本当は、もっと汚い文章を書いていたい

          物流という名の血液『ラストマイル』短評

          ロジスティクス(物流) この映画のテーマを見た時、思わず唸ってしまいました。 だって、あまりにも天才としか言いようがない。 日本人の誰もが関係していて、なおかつ2024年問題の真っ最中。まさに今しかないタイミングで公開された映画です。 もし私が思いついていたら、「オレって天才!」と浮かれまくって1日中スキップしちゃうでしょうね。野木さんはしないでしょうけど。 それはさておき。 今作は『アンナチュラル』『MIU404』のスタッフが再集結して製作された映画作品。ただスタッフ

          物流という名の血液『ラストマイル』短評

          無駄スマホ時間を極限までなくしたい

          最近、スマホでやることがないんですよね~ ……って言ってみたい。みたくない? 世の中の大半の人が、「スマホを見る時間を減らしたいな~」と思いながらスマホをいじる毎日をお過ごしかと思います。私もその一人。 私事ですが、就職してますます時間管理が難しくなりました。かといってインプットの時間は減らしたくない。以前からネットの見すぎで幸福度が下がっている気もするし、どうにかしたいなあと思っていました。 最近はスマホ脱却を目指し、ちまちまアプリを消しています。 個人的に、現代人の

          無駄スマホ時間を極限までなくしたい

          結局、『ニューダンガンロンパV3』は何がしたかったのか?

          「不朽の名作」よりも「賛否両論」と言われる作品の方が、案外心にグサッときちゃうものですよね? というわけで、『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』をクリアしました。 今作、以前からストーリーで賛否が分かれていることだけは知っていました。場合によっては、ネガティブな感情でシリーズ最新作を終えてしまうかもしれない、なんて言われてて。 そう言われたら……確かめるしかねえよなあ! こう聞くと息巻いているように見えますが、実のところ、この1ヶ月の余暇時間はほとんど

          結局、『ニューダンガンロンパV3』は何がしたかったのか?