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『Nuclear Throne』に人生の50時間を捧げてしまった

こんにちは。
先日、念願のデスクトップPCを購入しまして、せっかくなのでゲームをしたいなと思い、Steamを入れたりコントローラーを接続できるか試したりしていました。
で、Nintendo SwitchのProコンは上手く動いてくれなかったのですが、PS4のコントローラーを繋いでみるとあら快適! ぶっちゃけ全然PS4で遊んでないので、しばらくはつなぎっぱなしにしてPC用コントローラーとして活用しようと思っています。

で、今までSteamで遊んだゲームを見ていたら、ふと気になる表記が。

『Nuclear Throne』というゲームをご存知でしょうか。いわゆるローグライトなアクションガンシューティングゲームです。
ローグライトでガンシューティングといえば『Enter the Gungeon』が有名ですが、こっちは(公式だと日本語に対応していないのもあって)それほど知名度は高くない気がします。

そんなNuclear Throneのプレイ時間が50時間に到達しようとしていたのです。Steamで遊んでいるゲームの中ではぶっちぎりの長時間。基本的にインディーゲームはSwitchで遊ぶことが多いのですが、それを加味してもトップクラスのプレイ時間です。

なぜ、そんなにプレイ時間が長くなってしまったのか? 理由は主に二つあります。
一つは「高難易度」であること。このゲームはとにかく死にます。死にまくります。50時間遊んでる私も、序盤のステージで気を抜くと死にます。ザコ敵が偏差撃ちを使ってくるのは当たり前。どの敵も攻撃の予備動作がほとんどない上、あっちこっちから飛んでくる攻撃に殺られたり、炎や毒、爆発するギミックによる事故死が多発したり、とにかくいろんな要因で簡単に死んでしまうのです。

それでも何度もプレイしてしまうのは、二つ目の理由「リプレイ性の高さ」によるもの。死んだら一瞬でリトライできるお手軽さもあり、一度始めるとなかなかやめられない。続けているとだんだんムキになってきて、「もう一回!」が止まらなくなってしまうんですよね。ああ恐ろしい。このゲームは死ぬと全てを失って最初からで、プレイヤーを強化できる要素もほぼないので、何度も遊んでいると自然と時間を費やしてしまうのです。
始めるのは簡単だけど終わらせるのは難しい。まさに麻薬のような中毒性を秘めたゲームなのです。ああ恐ろしい。

しかし不思議なのは、Nuclear Throneに50時間を費やした今、「人生の50時間をこのゲームに溶かしてしまった……!」というショックがあるんですよね。
ゼルダを100時間、スプラトゥーンを300時間以上やってる私がですよ。

なんでこんな感情を抱くのかなあと考えてみたのですが、ゲーム性の違いが起因しているんじゃないかと思いました。
例えばゼルダの場合、死んでも途中からやり直しできますし、武器やアイテムがどんどん充実していきます。「一度死んだら最初から」じゃないですよね。スプラトゥーンも同様に、試合に負けたとしても「知識と経験」が得られるので、ずっと続けていれば自ずと強くなっていくんですよ。

じゃあNuclear Throneの場合どうかというと、まずゲームオーバーになったらその時点で全てを失います。「何度も遊んでいれば死ななくなるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、キャラの初期ステータスは基本的に強化することができないし、どんなに注意してもちょっとのミスで即死するバランスなので、どっちみち死ぬのです。
要は「長く遊んでいても得られるものが少ない」んですよね。だから「楽しくて50時間も遊んじゃった!」ではなく「気づいたら50時間も費やしてしまった……」という虚無感に似た何かが湧いてきてしまう。

私はこういうローグライクゲームが好きで、DownwellやEnter the Gungeonも遊んでいますが、「得られるリターンの大きさ」が少ない作品も多いので、熱中しすぎるのも考えものだなあと思ったわけです。

……と、そんなことを考えていたら、ちょうどゲームクリエイターの桜井政博さんが似たような話をしていました。

まさに私が言いたいことが動画内で言及されている!(しかもわかりやすく)

桜井さんはその手のゲームに早めに見切りをつけることも多いそうです。
私は時間がかかればかかるほど「何が何でもクリアしてやる……!」とムキになってしまうところがありますが、そんな時は立ち止まって「本当にこれ以上遊ぶ価値があるのか?」を今一度考えるようにしたいですね。

……ちなみに、このnoteは息抜きにNuclear Throneを遊びながら書いてました。
もう終わりだよ!

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