分かりにくい人。

動物に優しい人は、なんだか「良い人」に見える。あの現象は一体なんなのだろう。もちろん、人にも動物にも分け隔てなく優しい人もいる。しかし、世の中には、人間には冷たいのに、動物には驚くほど優しい人もいる。

そんな人を見ると、少し気味が悪くなることがある。本当の顔はどっちなのかと疑いたくなるのだ。動物に見せる優しい顔が本物なのか。それとも、人間に見せる冷たい顔が本物なのか。それとも、両方がその人の一部なのだろうか。

もしも本当に嫌な奴なら、動物に優しい一面だけで良い人というイメージを得ているのは、少しズルい気がする。しかし、もし本当に優しくて良い人なら、それを見せられない環境の方が問題だ。

動物に優しいことが、その人の本質をどこまで表しているのか。優しさとは、一体何を基準に語られるものなのだろう。考えて見るけど私には難しい。


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