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未来の自分へという話
皆さんは、自分に宛てて手紙を書いたことがあるだろうか。
何故急にこんなことを言い出したのかというと、アンジェラ・アキの名曲、拝啓〜十五の君へ〜って曲を思い出したからだ。
その歌詞の中に未来の自分に宛てて書く手紙なら、きっと素直に打ち明けられるだろうという歌詞がある。
私は自分に宛てて手紙を書いた経験がないので、本当に未来の自分になら悩みを素直に打ち明けられるのか、少し疑問に思っている。
結局未来の自分も自分なので、同じことに悩んだりしてるんじゃないの?とか、仮にその悩みが解消されていても、未来の自分も何か悩んでいるだろうから、過去の自分の悩みに向き合ってる余裕がないんじゃないかとかね。
とにかく自分というものに信用がないので、甚だ疑問である。
そもそも、この曲のタイトルにもあるように15歳の少年、少女達が未来の自分へ手紙を書くという話。
ならば、20代後半の私は本来、過去の自分へのアンサーを返してあげなければならない世代である。
自分の今の悩みを未来の自分へ送っている場合ではないのだ。
20代後半になってもこんなことを考えている人間なのだから、過去の自分へマトモなアンサーなど返せるはずもない。
そう考えると10代の私は利口である。
未来の自分など当てにできないと、手紙を書かない選択をしたのだから。