名前に込められた意味。
名は体を表すなんて言葉があるように、こどもの名前をつける時にこだわる大人はそれなりにいると思う。
今日はそんな名前に関するお話。
小学生の時、自分の名前の意味を両親に聞いてみようって宿題が出たことがある。
当然、その日の夕方に自分の名前にはどういう意味を込めて名付けられたのか聞いたが、親にはそんなのないよと言われた。
当時は少し悲しかった、私は2人目のこどもだったので、親からすればどうでもよい存在だったのかもしれないと悲観したものだ。
翌日の授業で、名前の由来を発表していくなか、1人だけ理由はないらしいと正直に告げたが、先生には聞いてこなかったんだろ!と怒られたのも中々キツかった。
そんな散々な名前の意味を聞く宿題だったが、今となってはただの思い出だ。
それに、少し成長して思うのは、変に意味を込められていると名前を背負いきれないかもしれない。
込められた思いなどない方が、のびのび気軽に生きていけるので、私には合っている。
ふとそんなことを思い出した、夏の日。