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自分の機嫌は…という話
自分の機嫌は自分でとる、とても素晴らしい考え方だ。
しかし、あまりにもその考え方を盲信し過ぎではないかと思うことがある。
人によっては、自分で機嫌を取れない奴は精神的に幼稚な奴だとか人格的に問題があるのではないかというような意見も聞くようになった。
世の中には色んな人がいる。
その中には自分で機嫌を取りたくても取れない人もいる。
例えば子育てに疲れたお母さんやお父さん。
いじめられっ子や非行に走るこども。
鬱蒼とした気持ちを抱え、戦っている人。
そういう人達は、ふとした瞬間に人にキツく当たってしまう瞬間もあるだろう。
本人だってそうならないように努力はしているのだろう、それでも内側から出る何かを抑えきれない時だってあるのだ。
ん?私達だってそんな気持ちを踏ん張りながら平静を装って生きてるって?
それは失礼しました。
ただ、今抑えきれない感情出てましたよね?
駄目ですよ自分の機嫌は自分で取らないと。
ちょっと茶番が過ぎたけど、私が言いたいのは自分の機嫌は自分で取るという言葉は自分に向けて使う言葉であるということ。
他人に強制するような邪智な使い方をしている人は、今一度この言葉と向き合ってほしい。