社会の歯車。
これは本当のような嘘の話。
若者「社会の歯車になんてなりたくない。株でもやって、一儲けしてやる。」
うんとこしょ、どっこいしょ。それでも金は増えません。
若者「上手くいかないな。こうなったらセミナーに行こう。」
うんとこしょ、どっこいしょ。それでも金は増えません。
若者「クソ!これだけやっているのに!なんで借金ばかり増えていくんだ!次こそは!」
うんとこしょ、どっこいしょ、とうとう金は尽きました。
若者「こんなことになるなら、まともに働いておけば…社会の歯車になっておけばよかったんだ。」
借金取り「いえいえ、アナタが株に使ったお金もセミナーに使ったお金も、立派に経済を回しています。アナタがせっせと注ぎ込んだお金も、ちゃんと経済の歯車を回してるんです。自覚がないだけでアナタは初めから社会の歯車だったんです。」
若者「誰もが自分だけは違うと思う。でも結局、みんな同じ歯車だったんだ。」
借金取り「さあ、社会の歯車として、経済を回しに行きましょうか。借金を返しながらね。」
社会の歯車は今日も元気にどこかで回り続けています。