人前ではそれなりに振る舞える、それが人間。
人が見ている前でいい事を言ったり、優しい行動を起こすのはさほど困難なことではない。しかし、人の評価というものは人前での言動や行動が全て。これはなかなかの欠陥だと思う。
人前ってのはよっぽどのボンクラや正直者じゃなきゃ気も張るし、少しでも良く見られようって普段よりも寛容な振る舞いをする。つまり、ほとんどの人の評価っていうのは正確ではない。
なら、どうやったら正確な評価が出来るのか。そんなもんは簡単よ。人が見てない時のその人を見れば良いんだから。人前で気を良く振る舞う分1人になった時には、表じゃ言わない愚痴を言うし、表じゃやらない行動を取る。隙が出来るわけだ。
そこんとこをバッチリ見りゃ如何にこの世にペテン師が多いもんかってのがハッキリする。それに準じた真の評価をつければ、落とされるべきやつは落とされるし、上に行くべきやつは上に行く。これこそ、理想の社会ってやつなんじゃないかね。
まあ、1番の問題はどうやって人が見ていない素の姿をハッキリされるかってところなんだけどね。