ファンになるという話
今日はWBCの話でもしようと思う。
日本の選手の話ではなく、対戦相手のメキシコのアロサレーナ選手の話。
今日の試合内容にしてもことごとくこの選手の好守に得点のチャンスを阻まれた。
特に岡本選手のホームラン性の当たりを捕球したプレーには日本を応援していた人々を絶望に追い込んだだろう。
そんなアロサレーナ選手もとはキューバの人で、14年父親が亡くなり、家族を支えるためにも翌15年に母と相談の上で亡命を決意。
夜のカリブ海をカヤックのようなボートでメキシコへ渡り、亡命した。
メキシコ代表になるために自分からメキシコの大統領にメキシコ国籍をくださいとお願いしたそうな。
ちなみに2023年彼の半生を描いた映画が公開予定とのこと。
なかなかに壮絶な人生だと思う。
少なくとも日本に住んでいる私にとって亡命をするという選択は出てこないだろう。
そういったバックボーン抜きにしても野球選手として優れた選手である彼のファンになった人は少なくないのではないだろうか。
国際大会の良さは日本人選手の夢の共演だけでなく、他国の魅力的な選手を知れるということだと思う。
明日アメリカ対日本の試合ではどんなドラマがあるのだろうか。
ここまで来たら世界一になって欲しいな。