命がけの勝負という話
懐かしいものを見た。
テレビをつけているとたまたま巨人の星がやっていた。
全く自分の世代ではないが、父親が好きだったので見たことがある野球漫画巨人の星。
久々に見て改めて凄い漫画だなと思った。
当時の野球漫画には欠かせない魔球。
魔球を投げる主人公は相当な努力と根性、思いがけぬヒントにより魔球を作り上げる。
着想を得てから、それに必要な特訓を行い、ひたすら反復。
そして、実践的なテストをしてようやく魔球が1つ完成する。
そんな魔球だが、魔球を打つ方はもっと凄い。
魔球の原理を考えて突き止め、そして対魔球を想定した練習をひたすら行い、実践で魔球を打ち砕く。
私が1つ覚えている対魔球の練習として、鉄球を鉄のバットで打つというものがある。
もう一度言おう、鉄球を鉄のバットで打つのである。
常人がやれば試合に出て魔球を打つ前に手首がイカれるだろう。
作中でも上記の練習を行って見事ホームランを打つのだが、その代償に上半身がガタガタになる大怪我を負った。
ここまでしなければ魔球を打つことは出来ないのである。
打っても怪我するなんてスポーツ選手には致命的なはずだが、そんなことでは片付けられないライバル同士の文字通り命がけの勝負に手に汗握るのだ。
巨人の星は見たことないなぁ〜なんて人も1度見てみてほしい。