50歳の主人公、くりことクマ子のこと
こんにちは。
くりことクマ子の創造主です。
くりことクマ子は、ノンフィクション・フィクションです。
この世界で私はあくまで創造主で、彼女たちは自由に動きまわります。
だからなるべく顔を出さないでいようと思っています。(noteの主旨から外れるかもしれません)
でも読んでくれる方に、少しお話しできたらいいなと。
くりことクマ子は小学生からの幼馴染です。
母親同士も仲が良く、本人たちが思春期になるにつれ交流がなくなっても、親を通じてお互いの近況を聞いていました。
くされ縁たる所以は、すっかり大人になってから思わぬ場所でバッタリ再会し、実は知らない所で交友関係が繋がっていたり、子ども世代も仲良くなったことで、親から3世代に渡り切っても切れない関係になったからです。
子どもたちが成長し手を離れたくらいから、2人で飲みに行くようになりました。家族も友達もつながっているので、話のタネは尽きません。ずっと一緒だったわけでもないのに、語り合える思い出もありあまるほどです。幼少期って、それほど濃い時間だったんですね。
そして50歳に差しかかって、たぶんみんな自分の人生を見つめ直すのでしょう。
時々交わりながらも違う人生を歩んできた2人の会話を通して、この憂いを、楽しく残せたらいいなと思いました。
50歳といえば、ずいぶんといい歳です。
でもまだ60代ほど歳は取ってないし、40代ほど若くもない。中途半端な年齢です。
それでいて心身は大きな転換期を迎えて、毎日を乗り越えるだけで大変だったり、今までとは違うことに戸惑ったり。
それでも心は身体ほどに歳は取りません。肉体がなければ、中身はずっと少年少女のままだったりします。
いまだ不安なことだらけだし、自信もない。だけど大人として立ち回らなければならないから、一生懸命大人の顔をしている。
なにも変わってないんです。中高生くらいから。
だから毎日は、いまだにアホなことやどうでもいいことで回っている。もちろん悲しいことやつらいこともたくさんあるけど、ほんのすこしのことでしあわせになれる時もある。
そんな愛すべき大切な日常を、くりことクマ子は過ごしています。
とは言え少しずつ、自分の人生で起こらなかったことがこれからも起こりそうにないことを悟ったり、なんとなく希望を抱いていたものを一つまたひとつと下ろしていくような瞬間もあります。
それをただ納得して終わるのか、ちょっと足掻いてみるのかは本人たち次第です。
くりことクマ子はこれからも歳を取ります。
一番は、自分が読みたくて描いています。
ずっと描いていけたらいいなと思っています。
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