もっとコンテンツを活かしてほしい ~【櫻坂46】4枚目シングルの配信ミニライブを観ていて~
今週の火曜日(6月7日)に、4thシングル「五月雨よ」のミニライブがアーカイブ配信された。
今回のシングルは、音楽番組で披露する機会が少なかったので、彼女たちのパフォーマンスが観られる貴重な場である。
1回目(カメラ演出通り)
2回目(定点カメラ)
3回目(カメラ演出+メンバーコメント)
有り難いことに、同じパフォーマンスを3回も観ることができるので、それぞれの場合で、新しい発見がある。
シングルを購入した人向けの「特典ライブ」であるため、それが行われるだけでも感謝しなくてはいけないのだが、MVがない楽曲については、このような機会でもないと、振付や演出の細かな部分を確認することもできない。
ライブに定評がある櫻坂46としては、このパフォーマンスを配信だけに留めておくのは、非常にもったいないことだと言えるだろう。
追加で料金を徴収しても構わないので、ミニライブも販売してもらえるとファンとしても満足度が高くなるのではないだろうか。
フィジカルメディアで販売するとなると、在庫管理など新たな問題も発生してしまうので、ダウンロードやストリーミングなどの手段を使えば、販売する側も負担が少なくなるはずである。
シングルを購入した人限定で販売してもよいし、購入していない人に対しても新しい作品として販売するという道もありそうな気がする。
もう少し、ライブに特別感を出していくのであれば、全国の数千人規模の会場でツアーライブをするという方法もあるのだが、大人数で移動することになるので、経費がかかり過ぎる可能性もある。
メンバーが移動することなしに、全国でライブをするためには、映画館などを使うことになりそうだが、何か工夫すれば、より画期的なライブ方法が見つかりそうである。
配信ライブもそうだが、どうしてもオンラインでパフォーマンスを届けようとすると、カメラ演出が施されることになるが、あえて、あまり演出をしない「アリーナ席前列」からの目線で配信するというのも、ライブ感の演出として「あり」かもしれない。
できれば、ミニライブの時のように、「カメラ演出付き」と「定点カメラ」で、会場を分けて、全国に配信するというのも面白いだろう。
映画館のように、大きなスクリーンと、家では再現できない素晴らしい音響があるため、自宅で配信ライブを観ている場合と比べて、全く感動が違う。
これは、欅坂46のドキュメンタリー映画を、優れた音響設備をもつ映画館で鑑賞したことがある人であれば、同意してもらえるだろう。
もちろん、マスクをした上で声出しも許可し、ペンライトやタオルなど、フル装備で参戦すれば、同じ会場で参戦しているような臨場感や一体感を味わうことができる。
それぞれに場所は離れていたとして、生配信にこだわって開催すれば、時間だけは共有することができる。
いわば、日本全体をライブ会場にしてしまうことも夢ではないだろう。
時差が少ない地域であれば、海外の会場とつなぐことも可能となるはずである。
音楽番組への出演やライブの機会を重ねることで、パフォーマンスのクオリティーを上げていくのが、彼女たちの魅力である。
ライブ回数を増やすことは、彼女たちにとっても、ファンにとっても、もはやプラスしかない選択だと言えるだろう。