神絵師に嫉妬しない為には、「距離」をとろう
神絵師の上手い絵を見ると、嫉妬にかられる事があるよね。
「いいな、上手いな、たくさん評価されてていいな、悔しい、でもこのくらいの絵なんて自分だって描けるし、何が神絵師だよギリリ………」
と歯ぎしりしてしまう人も多いと思います。嫉妬は向上心がある証なので良い部分もありますが、それが強く出すぎるとやはり辛くなってしまうよ。
嫉妬にとらわれて自分を見失ったり、攻撃的になったりとなるので、嫉妬しすぎは良くない。
心身共に穏やかに創作活動がしたいよね。
神絵師に嫉妬しない方法のひとつとして、絵師と自分との「距離」を遠くする事があげられます。
物理的にも心理的にも、「距離」をとろう。
嫉妬しない為には、「距離」をとる事が大事
「距離」についての記事を以前書いたんだけど、同年代、同ジャンル、同じ性別…などの自分との共通項が多い=自分との距離が近い人を人は強く意識するので、嫉妬が生まれやすくなります。
「距離が遠い人」の事は無意識に「自分と無関係な人」と認識するので、
嫉妬が生まれにくくなります。
だから、自分と相手との共通項を意識せず、
「距離」を遠くしていく事が大切。
「神絵師は上手い………それに比べて自分は………」となって自分と比べてしまいそうになっても、
「いや、画風が違うから」
「いや、テイストが違うから」
「そもそも相手はすでに名の知れているプロ中のプロ、自分はまだ無名のアマチュア、だから比べるのは畑違いだ」
「こっちはゆるふわ少女漫画だけど相手はガチムチ劇画調、全然描いてる絵柄が違うじゃないか」
といった具合で、とにかく自分と絵師は全くの無関係だと切り離していく事が大事です。
だから上手い絵師を見ても、
「いや、自分が目指している画風じゃない」
「目指している絵柄じゃない」というように分けて考えられるようになり、上手い絵師にはとにかく嫉妬してしまう、という事がなくなります。
絵師全員に嫉妬してたら疲れるからね。
だけどもし、神絵師の描く絵が自分の追い求める絵そのものだったらどうするか。
そういう時はこう言おう。
「いや、自分はこの人じゃないんで」。
あなたが神絵師になれないのなら、神絵師もまたあなたにはなれない
神絵師といえども、別の人間にはなれません。
神絵師AさんはあくまでAさんという人間であって、あなたという人間にはなれない訳です。
どんなに逆立ちしても、神絵師があなたになり替わる事は不可能なんです。
その理屈でいえば、神絵師が描く絵はあなたには描けないし、あなたが描く絵もまた神絵師には描けない。
そもそも神絵師の絵はあなたにとって理想である以上目指したいものなんだけど、
神絵師の現在の環境や今まで歩んできた道のりがまったく自分と違う以上、その神絵師とそっくり同じ道を歩む事はできません。
だって、「自分はその人じゃないから」。
それに「距離が近い」といったって自分がそう意識してしまっているだけで、
共通項にしても、自分の持つ属性と相手の属性を照らし合わせて無理やり「自分と同じだ」と分類して、「同じなのに何故こうも違うんだ、悔しい」となってるだけな事が多い。
神絵師関係なく言える事だけど、
「相手」と「自分」はまったく別の存在だと意識すれば、
その時点で互いの共通項を探る事がなくなるので、結果嫉妬も生まれなくなります。
「自分は自分だ」の意識が一番大切です。
物理的な距離から遠ざけよう
また、余計な嫉妬を抱かないように、
神絵師のSNSは見ないようにした方がいいです。
SNSだとどうしても絵師の人となり、いいねやフォロワー数、絵師への賛辞の言葉が見えてきてしまうので、その結果絵師の存在を身近に感じて「距離」が近くなってしまいます。
SNSを見ながらも距離をうまく意識できるようになるにこした事はないんだけど、今からいきなりそうしよう、というのはやっぱ大変。
その間は絵はPinterestで探したり、画集で見たり、
絵だけを見られるような方法を探してみるのが良いかも。
物理的に距離をとる事で、だんだんと心理的にも距離が生まれてきます。
「自分は自分だ」と思える余裕が出てきたら、うまく距離をとれてきた証だよ。