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ソウルに行かない韓国旅行 慶州~大田~清州空港~帰国

帰国前日、昼まで慶州観光後をして最終宿泊地の大田へ移動。大田では観光というよりはダラダラして、帰国日は夕方のフライトに向けて買い物などをしながら清州空港を目指す行程。

慶州の街中で適当な食堂を見つけて頼んだテンジャンチゲ定食、8000Wでこのボリューム。周りの人がみんな頼んでたので同じを頼んだ、もはやメインが何なのかわからない豪華さ。巷では韓国グルメと言えば映えですが。名前もわからない韓国お惣菜の魅力度の高さよ。この大きな器にご飯を入れてセルフビビンバを作れるようになっている。
食後の甘酒も。シッケという韓国甘酒。
慶州駅。
1Fコンコースはだだっ広い。
慶州駅はKTX京釜線の途中駅。ソウル方面はソウル駅止まりと、車庫のある幸信駅まで行く一部、あとは後述のSRTはソウル市南東部の水西行き。
KTXを1本見送る。これでも大田には行けるのだけど。

韓国の高速鉄道と言えばKTX。これは2004年開業の韓国2大都市のソウルと釜山を結ぶ新幹線でKTXとはKorea Train Expressとのこと。日本の新幹線と韓国のKTXの違いを3つ挙げるとすると、車両と線路と会社がある。車両面では動力や主電源が先頭車について中間はほぼ引っ張られるだけの客車のKTXに対して、日本の新幹線は先頭車以外にも動力や電源などが分散している電車型。ただこれは一般人にはあまり関係ないと思う。2つ目の線路は、韓国の場合は在来線と新幹線が同じシステムなので、在来線区間へ乗り入れて地方都市にも直通が可能。3つ目が新幹線を運行する会社が2つある。それがKTXと、もう一つのSRT。今回はSRTを選んで乗車することにしました。

これがSRTの車両。基本的な機能は変わらない。

SRTはSuper Rapid Trainの略で、2016年に開業したKTXから途中分岐する水西平沢高速線を通る高速鉄道サービスの列車名にあたる。KTXの運行会社はKORAIL(韓国)に対して、水西平沢高速線区間を通る高速鉄道は別会社のSR社が運行してSRTとしている。水西平沢高速線は元々KTXのソウル方面の路線混雑の分散と華城市や平沢市などのソウル市南西の交通アクセス向上を狙って計画され、天安牙山駅からソウル方面が分岐する。天安牙山駅から釜山や光州方面はKTXの既存路線に乗り入れする。つまり韓国の高速鉄道は同じ区間に2社の路線が走っていることになる。これも韓国は線路設備を保有する会社と、列車運行をする会社が異なる上下分離のため、KTXもSRTも線路を保有するKR社(国家鉄道公団)に線路使用料を払う構造で、サービスの競争を促せるメリットがある。まぁSRTもKORAILの子会社なんですが、割引率などが異なるらしい。ただ今回のように慶州から大田の区間はKTXと変わらない。

韓国の鉄道駅ホームはヨーロッパタイプで低いのでステップがついている。かなりバリアフル。
ファーストクラスは携帯マナーモード必須。新聞サービスもある。日本は普通席だろうが電車では携帯禁止だけど、世界的にみると通話OKなのはデフォ。なので優等席には静けさを求める需要もある。
東大邱駅付近。
こんな狭い国なのに鉄道貨物列車が走るんだね。
大田駅も多くの路線が乗り入れる。
大田駅。ソウルまでは約160km、KTXで1時間ほどとアクセス良好。
後ろに見える高層ビルが韓国のJRに当たるKORAIL本社と、線路施設を保有するKR(国家鉄道公団)。首都一驚集中させないのは良いね。
この旅で訪れた中で一番人が多い駅だった。
大田駅。大田市は地下鉄が1路線、東西に延びている。
大田駅は地下鉄で言うと東の端っこで、大田市中心部は大田駅の西に広がる。
大田駅から地下鉄で20分ほどで儒城温泉駅。

儒城温泉は日本みたいな全裸で入る公衆浴場はなくて、足湯が売りのようで、地元の年寄りメインという感じでにぎわってました。最終日の夜ということもありサムギョプサル食べたり、スーパーを物色したり。町の雰囲気は温泉地なのでリゾートホテルもあるけど、雰囲気は完全に歓楽街でしたね。人は全然いないのですが。

無料です。足を洗う水道もある。
鶴が体を癒したという伝説があるようで、やはり日本人と近い血が流れてますわ。
夜の儒城温泉付近。幹線道路沿い大きいビルが立ち並んでいる。温泉地以前に、大田西郊外で大学があったりとニュータウンの一翼を担っているので。
人が居ない。
誰がどう見てもラブホ街なんだけど、韓国の安いビジネスホテルとラブホの境目が無いらしいのは本当なのか。
最終日のホテルはこんな感じ。この地域で一番安いモーテルで1泊3000円台。割とホラーレベルになります。
部屋は全然いいのだけど、フロントや廊下は暗いし日本でいうところの完全なラブホテル。
お湯出れば何でもいいです。
無類のスーパー好きなのでホテルから徒歩15分くらいのところに大型ショッピング施設のホームプラスを見つけていきました。
やはり野球圏。
独島(竹島)のアピールTシャツ見つけて興奮しちゃった。
最終日の夜は豪勢にサムギョプサル。肉は2種類、あとの付け合わせは全部込みでおかわり自由これは韓国では標準サービス。ビール込みで35000Wくらい。やっぱそれなりにしますね。サムギョプサルを食べるときにサンチュには絶対にご飯も一緒に包んでください。これ韓国人の友達に昔教わった食べ方で、食感が良くなって無限ループです。
大田駅内にある老舗のパン屋聖心堂。床の銘板の通り1956年開業らしい。
揚げパンの中にいろいろな具を入れたものが人気。みんなお土産用なのかトレーやまもりにしていた。
前日午後の行列で、気になってはいた。駅でみんな紙袋を持っていた。
前日の行列を見て気になっていたけど、翌朝8時過ぎに開いてるとは思わず、買ってみました。これでも店の外までは行列にはなってなかったけど、会計の列は10人くらいいました。店の雰囲気的にこのティギムソボロがおそらく定番の看板商品、中身は餡子なので、揚げアンパンですね。ソボロは日本語由来で、カリカリを指すようです。
これから乗るムグンファ号は清州経由で堤川行き。
今回は電気機関車タイプ。
大田と堤川
大田を出るとしばらくKTXと並走。時刻表的に近いのなかったけど遅延とかかな。連結があるのは10+10の20両編成。2004年にKTX開業から20周年の帯がついている。
朝ごはんその2、スーパーのキンパ。前日夜に行ったスーパーで4290Wが3000Wくらいに割り引かれてたやつ。
田んぼが広がる。
初日通った世宗市の鉄道最寄り駅の鳥致院駅。
清州の玄関口にもなりKTX京釜線と湖南線が分岐する五松駅。上部がKTX駅で在来線の忠北線が地上。
清州駅。忠北線は京釜線の鳥致院駅から分岐して忠清北道の清州と忠州の2大都市を経由して堤川駅に至る路線ながら、ソウルへ直通するKTXの開業で一層のローカル線になり2時間に1本くらいしか来ない。
人口80万都市の中心駅とは思えない、閑散としている。
清州には韓国を代表する企業も。LG化学は日本の三菱ケミカルなどに匹敵する総合化学メーカー、KG生活健康は生活用品のシャンプー、歯磨き粉、洗剤とか化粧品とかを展開する。左のSK Hynixはメモリ用半導体の世界企業で、PCやスマホ、今流行りのAIではなくてはならない世界企業。ここ清州工場はそのメモリ工場の中心地。奥の建設中の棟がAI用最先端メモリのHBMの新工場。このHBMが無いと流行りのChatGPIとかGoogleのAIとかが作れない。
旅の締めは買い物ということで大きいスーパーを求め清州駅から近い清州市西部のGwellシティという地区に来てみました。結論はスーパーはあまり大きくなかった。この旅では大田で行ったホームプラスが一番よかった。
韓国最後のなのでキンパ尽くし。一口タイプもあるのは初めて。
Naver地図を見ればバスの乗り継ぎも可能。こんななんでもないバス停で乗り換えです。さすがキリスト教が多い国なので教会も。

最後位タクシーで行こうかと思ったけど、思ったより時間も余裕があったのでバスを乗り継ぎ空港まで行くことにしました。空港では余裕持ってたので時間調整で韓国中にあるチェーン店のパリバケットでパンを買ったら1個5000Wとかで、値段もついて無いし、トングで取っちゃったしそのまま買いましたが、さすがに空港価格が過ぎると最後にプチストレス。

帰りもAeroKで成田へ。
天気も良かったです。





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