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ニックス考察

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2024年2月の記事一覧

ドゥラメンテのニックス一覧(2024)

ドゥラメンテ×ゴーンウェスト(牡牝共通)  欧州血脈がベースのドゥラメンテに、アメリカ血統を補う仕組みです。ただしこのニックスの本当の価値は別のところにあります。それはゴーンウェストの3代母・ミクストマリッジの存在です。ミクストマリッジは米血型のゴーンウェストの血統内にあって、希少とも言える欧州血脈。それだけではなく、ドゥラメンテがもつセヴァーンブリッジ(トニービンの母)と主成分が近く、同調しあう性質があるのです。牡馬牝馬、芝ダート問わず多くの大物を送りだしています。  

ニックス考察:モーリス×マルゼンスキー(牡駒限定)

※24年8月更新    すごくざっくりとしたまとめ方をするなら、「ダイナアクトレス≒マルゼンスキー」のニアリークロスと言っていいでしょう。ノーザンダンサー、トムフール、ウォーアドミラル、ラトロワンヌなどが脈絡。スピードを引き出す効果が見込めます。ダイナアクトレスに秘められたスピードは、モーリスにとって貴重な能力源。ここを刺激することの恩恵は大きいです。    マルゼンスキーはパワーを兼備した血統。軽さや柔らかさではなく、カチッと引き締まったパワースピードを増幅するイメージ

ニックス考察:リオンディーズ×マンハッタンカフェ(牡牝共通)

※24年4月更新  該当する13頭中6頭が勝ち馬。テーオーロイヤル(重賞2勝)、ディオ(東風S)、リプレーザ(兵庫CS)など、勝ち上がった馬はみな2勝以上を挙げています。頭数が少ないので、あくまでも仮説になりますが、この組み合わせが成功するのは二つの理由があると考えられます。  ひとつはマンハッタンカフェが突進型の血であること。マンカフェはボールドルーラーのスピードと、ホイストザフラッグのパワーが主体。突進力を強く伝えるタイプです。リオンディーズの「ヌレイエフ≒サドラーズ

ニックス考察:キズナ×ロモンド(牡牝共通)

※24年4月更新  この組み合わせのポイントは、キズナの母の父・ストームキャットに対して、ロモンドの構成要素が脈絡することにあります。両者のあいだで「ノーザンダンサー、ナスルーラ、プリンスキロ」が繋がり、スピードを引き出します。    24年4月現在、該当馬は6頭しかいません。しかしそのうちの5頭が勝ち馬。ジャスティンミラノ(皐月賞)、ファインルージュ(2度のGⅠ2着)、ライトバック(エルフィンS)がでています。  特注ニックスとして覚えておきたいのは、『イクシードアン

ニックス考察:キズナ×インリアリティ(牡牝共通)

※24年10月更新    ディープインパクトの後継種牡馬であるキズナ。この種牡馬の良いところは、父・ディープのニックスが、そのままキズナにも当てはまりやすいことにあります。程度の差はあるものの、ディープとの組み合わせで実績を残した血(ニックス)が、キズナとも上手くフィットすることが多いのです。  もっとも代表的なのはインリアリティでしょう。この血をもつディープ産駒からは、コントレイルやグランアレグリアなど、多くの大物が出ています。その相性の良さをキズナも引き継いだかたちで

ニックス考察:エピファネイア×フレンチデピュティ(牡牝共通)

 エピファネイアの配合において、父の母であるティーケイ(※シンボリクリスエスの母)の増幅は、有効な手段のひとつと考えられます。ティーケイ内の「ボールドルーラー、プリンスキロ、エイトサーティー」の血を刺激して、パワースピードを引き出すことが目的です。  これまで大きな実績を残していたのは、ストームキャットとフジキセキの組み合わせ。前者からはサークルオブライフとダノンデサイルが、後者からはセルバーグがでています。 ※以下の記事もあわせてお読みください  おなじ仕組みを利用し