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おとな女子㉖還暦子+2

今回のnoteはこちら。

還暦子+2さんです。

noteの内容

還暦を迎え、子どもの頃や若い頃の思い出を丁寧に綴られるnoteです。日常が生き生きと鮮やかに描かれ、当時を知る人にはとても懐かしく、若い人には新鮮に映るでしょう。

クリエーターさんの紹介


プロフィールには「1959年生。昭和を30年、平成を30年生き還暦を迎えました。令和も30年生きるのかな?」とあります。節目に当たってnoteに歴史を残されるというのは素晴らしいアイデアですね。

目次が最初にあるのですが、まずタイトルがとても巧みで向田邦子さんのエッセイのよう。例えば「着せ替え人形の夏休み」「軍歌とユーミン」など、何だろう? って思いませんか。興味を持ったタイトルにすぐ飛べるようにされているのも親切ですね。

しかも、100回に至るまで毎週必ず新しく投稿されていたのです。すごい! 内容も当時の状況が手に取るように書かれていて、そのときの社会情勢まで伝わる。例えばカルピスなどの飲み物の変遷や、おじいさんのキセルの所作など、思い出話に終わらず、これはもはや文化人類学なのではと感動しました。

特に好きな記事

最初の記事に「今、私は『社会という長縄とび』の先頭あたりを跳んでいて、もうまもなく縄から跳び出なくてはならないような気がしています」と。このたとえに共感しました。「方丈記」を引用されているのも的を射ています。還暦子さんは文学にとても通じておられる方なんだなと思いました。

「一抹の寂しさ」とはありますが、感情的でなくて、むしろご自分のこれまでを冷静に書かれた文章が心地いいんです。普通は日記になってしまうところ、なかなかできることではありませんね。

ほかの記事も全体を通して、様々なことをよく覚えておられるな~と感じ入りました。記録をきちんとつけておられたのかもしれませんが、還暦子さんの丁寧な生き方がうらやましくなりました。

どんな人にこのnoteを読んでほしいか

自分の歴史をまとめたい人

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人に歴史ありというように、みんなその人にしか書けない人生があるはず。還暦子さんのように時代を映し出す記事を残すのは、後になればなるほど意味のあることですよね。私も今から準備しようかなと思いました。

では、栗A太でした。

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