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この夏の読書…

8月2日(金)、隣接する市区町村の図書館にて「ニコラウス・クザーヌス」なるドイツのキリスト教神秘主義に区分されて紹介されることの多い思想家の本を、まとめて5冊、貸出してきました。

以下、「読書メーター」にてリンクを貼っておきます。
こんな書籍たちです。

2021年1月に、岩波文庫から出ている『神を観ることについて』というタイトルの1冊について読むことによって、はじめてクザーヌスの著作に触れたのですが…(※私の「読書メーター」に記録が残っていました)

このときは、K・ヤスパースが『ニコラウス・クザーヌス』という1冊を出していることに気が散ってしまって、クザーヌスの著作を、もっと広く読み進めてみよう…という風にはなりませんでしたが、今回は、あれから3年を経て、一転して、クザーヌスに一極集中…邦訳で読めるものを、できるだけ読んでしまおう…という「勢い」です。

ちなみに、改めて「ニコラウス・クザーヌス」というキリスト教思想家を、Wikipedia(日本語版)にて紹介すると、こんな感じの人物です。

ちなみに、クザーヌスについて、どんな思想家なのか?の予習として、自分は、平凡社ライブラリーから出ている『中世哲学の射程』という1冊中に収録されている「神認識における否定と直観-クザーヌスにおける神の探求をめぐって‐」という、クラウス・リーゼンフーバー氏の小論文に、一応、目を通しました。こちらが、その1冊になります。

これは、現段階における個人的な感想ですが…マイスター・エックハルトよりも、ニコラウス・クザーヌスのほうが、わたしは親近感あるかもです。

じつは、エックハルトも、自分のなかで、エックハルトも、まだ、しっかりと「深掘り」できていないキリスト教思想家の一人なので、いつかはやらなくちゃ…と思いながら後回しにしつつ…今日まで来てしまい、けっきょく、クザーヌスを先に「深掘り」する順序になってしまいました。

今年は、わたしの住んでいる関東地方は稀に見る「酷暑」で、毎日が、外気温35℃超えの連日が、つい先週まで続いていたので、それを凌(しの)ぐべく、完全に「インドア」な趣味である「読書」に、自分は、今、熱を入れており、そこで今年、白羽の矢を立てたのが、ニコラウス・クザーヌスの邦訳文献だった…という訳なのです。

ちなみに、図書館の貸出期限は、延長手続きをとっても8月30日までなので、延滞したとしても、9月初旬までには返却しなくてはなりません。1ヶ月で読む、クザーヌスの邦訳、その題名の一覧は、以下になります。

  1. 『神の子であることについて』

  2. 『神を見ることについて』

  3. 『観想の極致について』

  4. 『智恵の渉猟について』

  5. 『創造についての対話』

  6. 『知恵に関する無学者の対話』

  7. 『信仰の平和』

  8. 『テオリアの最高段階について』

  9. 『可能現実実在』

  10. 『学識ある無知について』

  11. 『観察者の指針、すなわち非他なるものについて』

以上、11タイトルの邦訳が、私における、この夏の読書…になります。

どうか、無事に読了できますように…。

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くり坊
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