ヨハネパウロ2世の使徒的書簡に『ヒッポのアウグスチヌス』というものがあります。
そのなかにある文章に、ふと目が留まりました。
上記の文章にある「一冊の書物」こそが、今回から紹介を始めたいと思っている『信の効用』という1冊です。この文章は『アウグスティヌス著作集 4巻 神学論集』に収録されております。
今回は、こちら『信の効用』の解説文が、アウグスティヌス著作集第4巻の383~386ページまで記載されておりますので、そちらを中心としながら、加えて、本書の「目次」も合わせて紹介しようとおもっております。
まずは、少し順不同にありますが「目次」を、以下、付記して参ります。
続いて、本書(『アウグスティヌス著作集 第4巻』’の、訳者、解説文から、以下、引用しておきます。
ここで、すこしばかり余談ですが、ちょうど「マニ教」についての読書を先月から進めている最中で…とは云っても、それは概説的な知識を身に着けるためのものに過ぎないのですが…
このアウグスティヌスによる『信の効用』にて、アウグスティヌス自身が、かつての友人に向けて、以前は自分も足を踏み込んだ、遠くササン朝ペルシャはバビロニアに端を発する異教である「マニ教」に、自らが「司祭」という立場にもなって、いかなる態度変容を遂げているか?の確認にもなるので、個人的には、興味のある1冊です。慎重に、読み進めたいと思います。
では、またの機会に、お元気で。