目下、『ヨブ記注解』という本を取り扱い中です。
今回は、その「あとがき」から引用して読み進めたいと思っています。
読書には、いろんなスタイルがあると思いますが、私個人の場合は、まずは本を手に取り、その感触(重さ、大きさ、手触りなど)を確かめながら、一番最初に「目次」に目を落します。
次に「まえがき」や「序文」といった巻頭にある文章、続いて「あとがき」「解説」「参考文献リスト」など巻末にある文章に目を移して、本のディテール(細部)に入る前に、事前情報として、何の本なのか、どんな本なのか、何が書かれている可能性があるのか…等々を予見しながら、いよいよ本文に入るのですが、それも自分に必要な情報は「目次」から察するに、この部分だけである…とか、すべてを精読しないと意味を為さない、など、さまざまな本と自分との「接点」がありますので、そこで、その本との「付き合い方」を決めます。
部分だけ抜き取って読むのか?
全体を「斜め読み」するような速読でよいのか?
一節、一語ごとに文意に留意する「精読」が望ましいのか?
今回、この『ヨブ記注解』は、一番最後の部類、つまりは「精読」を手法をして選んで読む予定でおります。なので「note」にて読書記録が成り立つ訳です。
前回は「まえがき」を読みました。
今回は「あとがき」を読みます。
では、実際の引用に入りたいと思います。
この「あとがき」を読んで、わたしは決して「書物」というものを世には出すまい…と心の底から思いました。「校正」に、また「校正」が重なり…わたしだったら投げ捨てている部類の仕事だと実感しました。学者先生の胆力には、ただただ脱帽しかありません。
引き続き、引用を先へ進めます。
あと、本書には「参考文献」のリストがあるが、これを引用欄を設けて筆写していたのでは日が暮れてしまうので、プリンタにて必要箇所をスキャンしたので、PDFファイルにて、各人に、ご確認を委ねたい。以下、ダウンロードできるようにしておきます。
以上、今回の、ご案内を終わります。
それでは、ごきげんよう、お元気で。