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主観から客観へ▶youco

横浜読書会KURIBOOKS 参加者の youco です。
横浜読書会KURIBOOKSー好奇心を解き放とう
~参加者募集中~

横浜読書会に参加するようになって、私の読書LIFEは大きく変わった。本を選ぶ段階から変化があったことは前回の投稿で書かせていただいたが、さらに大きな変化は本の読み方だ。 

物心ついた時から、私にとって本を読むという行為は生活の一部だった。本を手に取れば、そこには私のもう一つの世界があった。本を開くたびに、泣き、怒り、笑い、喜び…そこでの感情はリアルの私が持つ感情と何ら変わりがない。本の世界にも私が存在するだけ。本を閉じればもう終わり。
・・・と、ずいぶん格好つけてしまったが、要は本の世界に「入り込む」のが私の読み方だ。それは今でも変わらない。読んでいる最中は。
しかしそれにプラスして、読み終わった後にその本を客観的に振り返る時間いうものができた。 

横浜読書会に参加申し込みをした時から、読んだ本すべての感想を書くようにしている。(見出し画像がその読書ノート。現在2冊目、320冊分の感想がこの中に。)
読んでいる最中の主観的な感情を、読書ノートに書くという行為で客観的に振り返る。時には作品の中で心に響いた文章やセリフなどを引用して書き残すこともある。ノート自体は小さいものだし、1冊につき1ページと決めているので、書きたいことがいっぱいある時は、スペースが足りなくなるので内容を厳選する必要があるし、ハマれなかった本に関しては「特筆すべきことなし」で終わりという場合もある。
しかしとにかく書いておくことで、本の内容を振り返ることができる。初見の時は感情を揺り動かされながら読んでいるが、あらすじを書き写したり、ぱらぱらとページを戻ったりしているうちに、少しずつ客観視できるようになる。 

時が経ってから読書ノートを読み返すと、その時の自分の精神状態も呼び起こされる。「あー、この時はずいぶんネガティブになってたなぁ」とか、「だいぶ怒ってるなぁ…何にイライラしてたんだろう?」とか「あら~こんなセリフにときめいちゃってたんだ、私」など、日記を読むより赤裸々だったりする。それもまた楽しい。 

さらに、読書会でその記録が活躍する時もある。私はよく課題本のない読書会に参加するのだが、誰かが持参した本の中に、私が読んだことのある本が出てきたら読書ノートの出番だ。どんな内容の本だったか、私はその本を読んで何を感じていたのか、などなど振り返りつつプレゼンを拝聴すると、より興味深く読書会を楽しめる。そしてもちろん、読書会に持参する本を選ぶ時にも、読書ノートは参考にする。 

しかし我ながら興味深いことが一つ。

本を読む(主観)→読書ノートに感想を書く(客観)→読書会のために読書ノートを読み返す(客観)→読書会でプレゼン(なぜか主観に戻る)

なぜ肝心のプレゼンでいつも主観に戻ってしまうのか。ひとり興奮気味に主観のみで構成された感想を述べ、『熱量がすごい』と評される私のプレゼン。おかしい。客観視したはずじゃなかったのか。 

と、まあ私の読書ノートの効果はともかく、「プレゼンにちょっと自信がないなぁ」なんてことを気にして読書会への参加に及び腰なあなた!横浜読書会の参加者たちは、どんなプレゼンでも楽しく聞いてくれます。自分のスタイルで本を読み、自分のスタイルで本を紹介する。それがいいのです。

皆さまの参加を心よりお待ちしております。
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【投稿者】youco


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