#39 大工さんになりたければ大工の勉強をしろ!
どうも、不登校中学生の父、栗ワッショイです。
今日もお読みいただきありがとうございます。
このブログでは、4月から受験生になった不登校中学生の長男と、13歳差の次男の子育てを通して感じたこと、学んだことを発信していきます。
前回の記事で、不登校の長男が早々と高校入学が決まったことをお知らせさせて頂きました。
今日は、そんな長男の友達の話です。
その友達は勉強が苦手で、まぁテストの点数は散々なんだそうです。
しかも、本人は、将来は大工さんになりたいと言っているそうです。
ですが、偏差値の低い公立の普通科の高校を目指して塾に通っているそうなんですよ。
これを聞いたら皆さんはどう思いますか?
普通科の高校に行くのは当たり前だから、塾に行くのも当たり前だ!と思いますか?
勉強が苦手で大工さんになりたいと言っているのに、塾に行って苦手な勉強を無理矢理やらなくてもいいんじゃないか?と思いますか?
そもそも、大工さんになりたいと言っているなら、普通科の高校にいくつ要はあるのか?と思いますか?
まぁそれぞれ色々な考え方があるので、色々な意見があるかと思います。
そもそも、「大工さんになりたい」というのも本当の夢なのかどうかも分かりません。
本当に大工さんになりたかったとしても、実際になるのは簡単ではないと思います。
挫折する可能性もあります。
だから、高校に通って色々な事を学びつつ、大工さんになる準備を進めていくというのも1つの考え方として良いと思います。
もし、大工さんになる夢から挫折しても、路線変更がしやすいですからね。
それに、まだ中学生で視野は狭いので、高校に通い視野が広がっていくと、大工さん以外にやりたい事が見つかるかもしれません。
今の時点で大工さんに絞ってしまうと、本当にやりたい事と出会うチャンスを潰してしまう可能性もあります。
それでも、勉強が苦手な子どもを普通科の高校に通わせるのはどうなんだろう?
と、僕は思うんです。
うちの長男は、通信制の高校に決めました。
通信制高校は、不登校だった生徒が選択することが多く、そのようなイメージを持っている人も多いと思います。
僕も、実際に長男が不登校にならなければ、通信制高校の事を調べることもなかったし、そのようなイメージを持ったままだった可能性も十分にあります。
ですが、調べてみると、社会復帰だけではなく、その先の事もしっかりと考えられていて、凄くいいなと思うんですよね。
コロナとか関係なくオンライン授業も選択できるし、学校に行くこともできる。
課外活動も充実していて、やりたい事を色々試すこともできる。
時間にも余裕があるので、課外活動じゃなくても、例えばアルバイトをして社会勉強をすることだってできます。
もう、学歴社会は終わりました。
もちろん、今でも学歴を重視している会社はあるかもしれません。
それでも、僕らが学生だった頃とは全然違います。
学歴よりも、個人の能力や経験を重視する会社の方が多いと思います。
実際、働いていても、有名大学は卒業しているけど全然仕事できないなぁ…
と感じる人も山程います。
日本やアメリカの研究で、卒業した大学の偏差値と年収に因果関係はないという結果が出ているそうです。
偏差値の高い大学を卒業すれば、年収が高いということはないそうです。
それよりも、個人の能力の方が年収と関係しているそうです。
どこの大学に行ったかではなく、何ができるのか?が大切だということですね。
そんな時代に、そもそも勉強が苦手な子に、何教科も勉強しなければならない普通科の高校に通わせる意味ってあるのでしょうか?
苦手な勉強をするのは本人にとっても苦痛だし、教える方にとってもストレスにもなります。
そして、苦痛なことをやっている時間は無駄なのではないでしょうか。
通信制高校は、その学校にもよると思いますが、カリキュラムは最低限です。
そこで生まれた時間で、課外活動をしたり、バイトをしたり、友達と遊んだり、やりたければ勉強をしたっていい。
課外活動をやるにしても、学校側がサポートしてくれるし、環境も整っています。
今の日本の教育だと、高校や大学に入学することが目標・目的になってしまっている人が多いように感じます。
でも、本当に大切なのは、そこで何を学び、そして、将来、社会に出て生きていく力を養えるかどうかです。
しかも、高校生や大学生って、年齢的にも物凄く色んなことを吸収して成長できるときです。
そんな大切な時期に、苦手な勉強に時間を費やすのはもったいなくないですか?
僕自身、大学は卒業しています。
もちろん、大学生活で学んだことや今の自分のためになっていることはたくさんあります。
ですが、正直、無駄な時間が多かったとも感じています。
それは、ちゃんと学ばなかった自分の責任ではありますが、大学でも勉強や研究に興味があまり持てなかったのも事実です。
すべてを効率化することが良い訳ではないし、無駄の中にこそ大切な何かがあるのかもしれません。
けど、最初から無駄と分かっていることに時間とお金を費やすのはもったいないと思うんですよね。
普通科の高校に行かなくても、世の中で立派に活躍している人はたくさんいます。
通信制高校だったり、普通科の高校以外の教育機関も昔よりもかなり充実してきています。
実際に、不登校でなくても、自分の意志で通信制高校を選択する生徒も増えています。
まずは、親が知りましょう。
世の中は変わっています。
あなたが学生だったころとは違います。
世の中は変わっているのだから、親もちゃんとアップデートしましょう!
あなたにとっての正解が、子どもにとっても正解なのかは分かりません。
自分の価値観を押し付けるのではなく、あなた自身も視野を広げ、一緒に考えていくことが大切なのではないでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます(^_-)-☆
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