島の季節と50mm単焦点レンズ
こんにちは。久莉と申します。写真が好きでよく撮っています。今回もPanasonic様よりお貸しいただいているLUMIX S5と出掛けてきました。
島で暮らしていると天気をよく気にします。風が強いと雨戸を閉めないといけないし船は欠航になり予定が狂います。
さらに冬は観光客が減り海も時化るので船の数も少なくなります。なかなか島外に行きにくくなり、鉛色の空と海に囲まれなんとなく閉塞感があります。
雪の景色はどの季節にもない特別な空気がありますが、やはり明るく花咲く春への思いは強くなっていきます。
だんだんと春の気配を感じ始め次の休みはカメラと春を探しに行くぞと決め楽しみにしていました。
そして当日、朝から雪が降り内航船の欠航を知らせる放送が流れました。予報より荒れそうな天候にどうして休日を狙ったように……と憂鬱になりましたが島内をゆっくり車で回ることにしました。
対岸は雪が降っていて見えなくなっていました。
けれど少しすると晴れたり、冬と春が混ざったような日でした。
寒かったので温かくて甘いものを買って出発です。
山道を走っていると梅の花と出会いました。満開になってきていて見とれているうちに気持ちもあたたまってきました。
カメラのシャッターを切っていると元気も出てきます。ほんとうに楽しいです。
カメラに装着したレンズはLUMIX S 50mm F1.8の単焦点レンズです。
初めてレンズを買おうとしたとき、どのレンズを選んだらいいのか分からず手探りで本やいろんな方のブログを読ませてもらいました。
そのなかで自分に合いそうだと感じたのは単焦点の標準レンズでした。
単焦点レンズは描写がきれいでF値も小さなレンズが多く写真の楽しさが味わえる。カメラのセンサーサイズによって標準の域に幅はあるけれど基本、広すぎず狭すぎずある程度寄れてレンズの大きさも価格も単焦点レンズのなかでは手が出しやすい。そんな印象でした。
ズームレンズのように様々な画角にはできないけどそこは自分で動いて調整して、それくらいの制限があったくらいのほうが写真が上手くなるかもともあって単純に信じました。
実際、上手くなれたかは分かりませんが明るくボケるレンズはおもしろくたくさん撮りました。
カメラを買った頃は自分がどのくらい写真を撮ることにはまるのか想像ができませんでしたが、あれから何年かたった今でも続いています。
標準レンズを使っているうちにもっとこう撮りたいからあの焦点距離のレンズが欲しいな等、自分の好みを知ることもできました。
今回のS 50mm F1.8も標準単焦点レンズに入り、心地よい距離感とボケの描写で撮ることができました。
あと花を撮っているとたまに小さな花ではなく手前の葉や後ろの枝にピントがいってしまうことがありますが、このレンズにはAFとMFの切り替えスイッチがついていてMFである程度手動で花にピントを合わせ、AFに戻しカメラできっちり合わせてもらうことがしやすく助かりました。
新しい季節とレンズのことを考えていたらまたワクワクしてきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!