生き抜く病人 くり からん

遺伝性の病気と共に生きてます。寿命をのばすために仕事を手放して5年。病人FIREです。嬉しいのか悲しいのか分かりません。両親は身体障害者。毒親でもありました。サンクチュアリ出版にて単独ライブ開催。動画お試し視聴▶https://x.gd/DpKiQ

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最近の記事

壮絶な過去も未来の糧や

家庭内で子供への虐待が起こる理由はさまざまだ。ストレス発散のターゲットにされるケース。親の価値観を押し付けて子供の心を潰すケース。子供が邪魔で世話を放棄するケース。他にもあるかもしれない。 ウチの場合を語るなら、私が虐待される根本的な原因は、重度身体障害者になった父の劣等感と悔しさのはけ口にされたことだろう。突然に身体の自由を奪われ、虐げられ、笑いものにされ、時には暴力のターゲットとなる。今のように障害者雇用制度もない中、重度身体障害者になった父は収入を得る道も閉ざされた。

    • 毒親が死んで35年。心から聞きたかった一言は永遠に奪われた

      弟に電話をしたら耄碌じじーが出た。 誰あんた? 「持ち主にこのスマホを返してくれませんか?」 そう言い終わる前に大きな声が耳に刺さる。 私の言葉も理解できているか怪しいぞこれは。 「おじいさーん!私のことば、わかりますかー」 どこかに置き忘れたスマホを勝手に使われてるんだろう。仕方ない。義妹に電話しよう。なんの連絡もないから、変わりなく過ごしてるとは思うけど。脳出血を起こして2年。最後の見舞いから時間もたってるし。様子を確認しておかねばだ。 母からの遺伝で、私と弟

      • 書き遺したい。命の時計が止まる前に。 ●障害者家庭 毒親育ちの半世紀●

        レントゲン画像を見ている医師の表情がみるみるこわばっていった。 「ウチの診察が済んだらすぐ この病院に行って!すぐだよ?」 いつも冷静なかかりつけ医が一心不乱にキーボードを叩き始める。彼が打っているのは紹介状。宛先は国立の総合病院だ。 「貸し出し用のコルセットある?背中の高さまである大きいヤツ。え?高いのはない?じゃあ腰痛用のでいい!しないよりマシ。すぐ持ってきて!」 キーボードを打つ手を止めることなく、看護師にビシビシと指示を出し続ける。私が質問する隙もない緊張感が診

        • YMYLど真ん中の闘病ブログで googleアドセンスに1発合格。私がやったことを全て公開します

          自己紹介こんにちは。私は とある脳血管奇形を持ち、すでにあちこちから微出血をおこしている患者です。血のつながった家族は全員同じ病気を持ち、不自由な体で短い人生を散らしていきました。 差別や憐みの目にさらされながら、この病気と共存して与えらえた命を燃やし切った家族。名を成すこともなく、治療法もないまま、私は家族と同じ道を辿るのでしょう。遺伝病ですから。 キーボードを打てるのはもう私だけになりました。私たち家族がどんな人生を歩み、病とどう対峙したのか。その過程の中で蓄積し

          ¥2,500