星シェリマちゃんの VRoid モデルを制作しました!
視覚障害とチェアウォーカーというハンディキャップを持ちながらも、フリー声優、そしてツイキャス配信者として長く活動している星シェリマちゃん。
近年は Vtuber さん、および Vstreamer さんとも交流が多くなり、コラボの機会も増えてきたため、シェリマちゃんにも立ち絵が必要とのこととなり、私、紅乃翠が VRoid モデルから立ち絵の制作を担当いたしました。
私は人物イラストを描くことができないのですが、『VRoid Studio』を使うことは多少できるため、VRoid モデルから立ち絵を作ろうという考えに至りました。VRoid モデルを作っておけば、今後、衣装替えなどのイメージチェンジがしたくなったときに、比較的簡単に対応できるということも、この考えに至った理由のひとつです。
シェリマちゃんは視力がほぼない状態なので、今回 VRoid モデルを作るに当たって、Discord で通話しながら、顔や髪のイメージ、着せたい衣装などをご本人の希望をヒアリングしつつ制作いたしました。シェリマちゃんの希望としては、アクセサリー等もつけたかったそうですが、私が Booth にてダウンロードしたものを使ってしまうと、シェリマちゃんにデータを渡したときに二次配布になってしまうため、『VRoid Studio』に登録されているプリセットのみを使用するという縛りありの制作となりました。
打ち合わせをしながら一旦完成した VRoidモデルを VRM 形式に出力して、『VRoid Hub』にアップロードし、『VRoid モバイル』に読み込ませてモデルのイメージ写真を 3 枚ほど撮影して、その画像データをシェリマちゃんに渡し、リアルのシェリマちゃんを知るご友人にイメージが合っているかを確認してもらう、という流れで作業いたしました。
いちばん最初に作ったモデルは、少し幼すぎるというという評価をいただいたため、身長を高くして等身を上げ、眉毛の位置も目に少し近づけてみました。そして、再度上記のようにしてイメージ写真を 5 ポーズ分撮影し、画像データの確認をしてもらいました。
すると、今度は口紅の色と輪郭についての修正依頼がありましたので、口紅を濃くして、顎を少し尖らせて丸顔にならないように設定しました。そして、再々度上記のようにしてイメージ写真と透過 PNG の立ち絵をそれぞれ 3 パターン撮影し、画像データの確認をしてもらいました。10 日後くらいでやっとお返事いただけまして、このモデルデータで OK いただきました。ここまで 2024 年 8 月 6 日から 2024 年 9 月 16 日までと、かなり時間が掛かりましたが一安心いたしました。
なお、星シェリマちゃんの VRoid モデルの著作権と著作者人格権は紅乃翠のなかの人にあります。
また、今回シェリマちゃんの VRoid モデルは完全無償で制作いたしました。これは私が Vtuber になったばかりの頃から長いことお世話になっている感謝の気持ちからです。とくに私、紅乃翠は福祉の免許を持っているわけでもなく、家族に視覚障害者がいるというわけではありません。
ちなみに、シェリマちゃんの Twitter(現 X)や YouTube などの各種プラットフォームで使われているアイコンも、私、紅乃翠が『Picrew』で商用利用可のなかから作成したもので、そのほかにも、Twitter(現 X)のヘッダーや広告用の画像、YouTube 動画やポッドキャスト用のサムネイルなども私が作成いたしました。星シェリマちゃんの note 記事に貼られている画像も、その都度シェリマちゃんの希望を聞いて、私がロイヤリティフリーかつ商用利用可のものを探してきています。こういったこともすべて無償で行なっております。これらも頑張っているシェリマちゃんを応援したいという一心でやってきたことです。そして、これらは健常者と視覚障害者でやりとりをして必ずしも上手くいくとは限りません。
紅乃がここまで応援している、星シェリマちゃん、もうご存じのかたはより一層の応援を、まだ知らないかたでご興味を持たれたかたは、Twitter(現 X)とツイキャス、note のフォローをよろしくお願いいたします。