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障害者クレーマーを産む3つの構造

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#障害者差別解消法

障害者クレーマーを産む3つの構造 #3

構造2:健常者と同じ生活を送る権利
「声をあげることで施設ができた」とは別の主張として「健常者と同じことを求めて何が悪い」というものがあります。
これは議論の発端となった伊是名夏子さんにはほぼ見られませんが「かわさきりょうた@車椅子からの言葉 」さんの「車椅子ユーザーはそれでも負けない 」の記事には多く見られます。
引用します。

「どうして同じ人間である車椅子ユーザーが旅行をしようと出かけて乗れ

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障害者クレーマーを産む3つの構造 #2

構造1:「社会への貢献」という幻想
・GLOBE+ 2021年4月12日『「わきまえる障害者になりたくない」JR東の対応に声上げた、車いすの伊是名夏子さん』
・note 2021年4月6日『車椅子ユーザーはそれでも負けない 』
・BuzzFeed 2017年6月29日『なぜ声をあげた障害者がバッシングを受けるのか?バニラ・エア問題、本当の争点はどこにある』

「障害者クレーマー」に関わる記事を読む

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障害者クレーマーを産む3つの構造 #1

車いす利用者の伊是名夏子さんが書いたブログ記事「JRで車いすは乗車拒否されました」が広く批判されています。
それに続き「かわさきりょうた@車椅子からの言葉 」さんの記事「車椅子ユーザーはそれでも負けない 」にも批判が集まっています。
ここでは今回の経緯を概観し「障害者クレーマー」を産む構造を考えたいと思います。

また類似の事例としてバリアフリー研究所代表の木島英登さんがバニラ・エアに事前連絡なし

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