【値上げ?】広島の公共交通の運賃改定まとめ
以下の情報は、広島電鉄が2024年10月23日発表のお知らせをもとに作成しています。
2025年2月1日からバス・広電電車の運賃や定期券制度が大きく変わります。
広電電車
定期券
電車全線定期券新規発売
電車宮島線連絡定期券+市内電車全線定期券(エリアフリーパス)発売終了
宮島線区間定期券継続発売
広島シティパス・広島シティパスワイド継続発売&料金改定決定
広島シティパスのエリア拡大
よって、電車の定期券は「電車全線定期券(シルバーパスを含む)」「電車宮島線区間定期券」「広島シ ティパス・広島シティパスワイド」の3券種に集約されます。
運賃(都度払い)
電車全線(白島線、宮島線含め)240円均一運賃に改定
運賃の定率(1割)割引継続決定
宮島線ではMOBIRY DAYS(モビリーデイズ)において特別割引実施
バス(広電バス)
定期券
バス金額式定期券新規発売
広島シティパス・広島シティパスワイド継続発売&料金改定決定
広島シティパスエリア拡大
「のれバスて~き(バス環境定期券制度)」2025年1月26日(日)をもって終了
バス区間定期券の発売終了
呉中心部バス全線定期券発売終了
バスとバスの乗継定期券発売終了
今回の改定の中で、最も期待されるのが金額式定期券です。
簡単に言うと、「乗車したバス停を基準から○○円の範囲使える」定期券です。
特定のバス停を指定する必要はなく、極端に言えば、一旦バスを降りて再び乗車することを繰り返すことで無限に追加料金を支払うことなく乗車することができます。
対象は、広電バス、ボンバス、芸陽バス、備北交通です。
広島バスは3月下旬以降一部の路線で利用可能となる予定です。
よって、広電路線バスの定期券は「バス金額式定期券」「広島シティパス・広島シティパスワイド」 の2券種に集約されます。
※一部の特殊定期券や高速バス等の専用定期券、3月29日まで発売するバス区間定期券を除きます。
運賃(都度払い)
広島市内均一運賃エリア拡大&運賃220円→240円に
均一運賃エリア以外運賃額を概ね30~80円値上げ
広島シティパス各種
各種定期券
一時は廃止がうわさされていたシティパスも、継続して発売されることが発表されました。
広島シティパスは、広電グループ以外も含めてMOBIRY DAYS(モビリーデイズ)で提供されます。
ICOCAでは提供されません。
MOBIRY DAYS導入路線では、
スマホアプリに表示させたQRコードもしくは専用ICカードで利用します。
MOBIRY DAYSを導入していない路線では、
整理券を取ったうえでスマホアプリ画面を乗務員に提示することで利用できます。
スマホを使えない人への対応は別途案内するとしています。
デジタルシティパス
デジタルシティパスは、MOBIRY(モビリー)で引き続き提供されます。
前述のMOBIRY DAYS(モビリーデイズ)とは別なサービスであることに注意です。
利用可能エリアの拡大(240円均一エリアと同一)と料金の改定が行われます。
今後
より分かりやすくておトクな公共交通へ!
各種定期券や運賃体系の見直しにより、より分かりやすい体系へと移行しつつあります。
PASPY後継サービスのMOBIRY DAYS(モビリーデイズ)が全社に導入されると、よりよい施策が展開されていくものと思います。
期待しましょう!
広島バス・広島交通・JRバス中国は続報に期待
今回発表された施策は、広島電鉄グループ各社の施策でしたが、上記3社も今後に期待です。
3社は2024年度から2025年度にかけてMOBIRY DAYS(モビリーデイズ)を導入するとしています。
金額式定期券に関しては、広島バスでも提供されると予告されているので、他社も導入するものと思われます。
ICOCAでは提供できないMOBIRY DAYS(モビリーデイズ)ならではの施策展開に期待です。
広島電鉄HPに掲載されている今回の改定に関するQ&A